【BTS】前世で泣き虫だった俺は、どうやら今世では泣けないらしい。

Tail 8 俺の故郷と俺の秘密 ページ14

You side
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なんだユンギの奴…。
なんかよく分かんねぇけど、とにかく彼奴らしくないと言うか……。
缶コーヒーを飲みながら、どうしたのだろうと考えて居ると、ぴと、と頬に冷たい物が。
貴「うわっ」
少し驚いて隣を見ると、コーラを持ったユンギが立っていた。
貴「何だユンギかよ……。で、話って？」
YG「何だって失礼だな。おー、なら早速本題入るけど、結局お前の出身地って何処なんだよ？」
……出身地？
え、真面目ぶるからどんな重い話かと思ったら、俺の出身地？
貴「もっと真面目な話かと…」
YG「うっせーわ、別で聞きたいことあるからこれでいいんだよ。」
そう言って肩を叩かれる。痛ぇ。
貴「まぁ隠すもんでもねぇし言うけど、俺が産まれたのは日本。日本だよ。」
YG「は？まじ？」
貴「ここで嘘ついてどうすんだよ。」
YG「まぁそうだけど…て事は日本語喋れんの？」
貴「日常会話が出来る程度にはな。」
YG「ほー…。」
興味があるのかないのかどっちかにしろよ…
貴「で？まだあるんだろ？」
YG「おー、そうだったわ。いや、皆今デビューに向けての準備で精神的にやられてたりするけど、お前大丈夫なの？」
貴「え、なんでまたそんな話？」
YG「いやお前が泣いてんのとか見たことねぇから。」
貴「あーー……」

成程。それが気になっていたのか、まぁユンギになら別に………。

貴「誰にも言わねぇよな？」
YG「おう。」
貴「俺さ…


　 泣き方分かんねぇんだよ。」

YG「……は？」

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