生徒会長の妹２

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今は塾で勉強中でございます



数学無理だ。またななもり先輩に怒らえるや…


そんな事を考えながら授業を受けてやっと休み時間。



１０分もあるだなんて最高だなぁ



慶「さなちゃん!」



『うわっ！白銀くんか…びっくりした』



いきなり後ろから声をかけてきた塾の白銀慶くん。



あんなことがあったから気まずいんだよなぁ



慶「塾終わったあとさ、時間あるかな?」



『え、良いけど』




そして後半の授業を終えて帰る時間



慶「行こっか!」



『あ、うん』



手を引かれるがままに歩く。


着いた場所はあの公園だった



『過去を思い出させようとしてる?』


そう、ここで私は白銀くんに抱き締められたんですね。


“付き合って”という条件付きで



『話ってどうしたの?』



慶「あー、えっとね、この前の事謝りたくて」



『え、謝らなくても大丈夫なのに。』



慶「俺は謝らないと気が済まないから」


意外に良い子なんだね。白銀くん




慶「あの後。彼氏さんとは…」



『順調だよ。この前も一緒にデートしてきた』


慶「すげぇ。俺にはできないや」



『そんな事ないと思うけど…』



慶「やっぱ、さなちゃんの事幸せにできんのあの人くらいだわ」



そう言う白銀くんの顔が少し哀しそうだった。

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