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153話 ページ10
火事場の馬鹿力とはこういう時に言うのだろうか。私は普通では有り得ない速度で走り、有り得ない程スムーズにクロームちゃんと黒曜中の2人を抱き上げ避けたのだ。
クロ｢え…｣
A｢ごめん、とりあえず安全な場所に移動するからね！｣
私が慌てていると、ハッとしたように山本くんと獄寺くんが声を上げる。
山本｢やべえ！｣
獄寺｢挟まれた!!｣
これでは避けることは不可能。
せめて3人だけでも…！と私は3人に覆いかぶさった。
その時、なんだか心が温かくなったのだ。もう大丈夫だ、と言っているようなそんな温かさ。
ザン｢!! あの炎…！｣
ハッとした、だってそこにいたのは綺麗な炎を纏ったツナくんだったから。
クロ｢…ボス｣
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作者名：a tear | 作成日時：2018年10月2日 20時
