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191話 ページ48
私はふうと一つ溜息をついた。そう、カミラがいなくなってしまったのだ。
もし家を出ていくとなれば挨拶くらいはしてくれると思っていたのに。
カミラ自身、｢受けた恩は確実に返さなくてはいけないと思ってる主義｣だ。だから、家に泊まらせて貰っているせめてものお礼ということで家事などを手伝ってくれていた。
そんなカミラが急に居なくなるなんて。
雲雀｢…また溜息ついてる。｣
A｢恭弥くん…カミラが何処を探してもいなくて…｣
雲雀｢…そう。僕も後で探してあげる。｣
…恭弥くんも忙しい筈なのに。
A｢ありがとう恭弥くん。じゃあ私またいそうな所探してくるね。｣
恭弥くんに手を振って、私はまた歩き出した。
A｢ええっと…次は神社に行こうかな。｣
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作者名：a tear | 作成日時：2018年10月2日 20時
