並盛の幸運ガール。2［家庭教師ヒットマンREBORN！］

59話 ページ12

そしてまたズガンと音がして、内藤くんが倒れていた。

綱吉｢ロンシャン！｣

内藤｢もうお先まっ暗コゲ 過去もまっ暗コゲ｣

内藤くんの額から何か出ていて、雰囲気も暗い。

内藤｢テルミ!!なぜ着信拒否なんだ!!!｣

彼女に振られたのかな。

雲雀｢うん。いい鳴き声だ。すごく噛み殺したくなってきたよ。｣

ひばちゃん、もうスイッチ入っちゃってるからな…そう思っていると、またズガンと音がした。

雲雀｢？｣

綱吉｢オレにまっ暗コゲとか…どーでもいいよ。煮るなり焼くなりどーにでもすればいい…｣

体のファスナーが開いて出てきたのは、どんよりとしたオーラのツナくんだった。

雲雀｢!?｣

ひばちゃんも驚いているみたい。

綱吉｢人生ダメがこんで嘆くことが多すぎると…どーでもよくなる｣

ひばちゃんは無言で後ろを向いた。ツナくんと内藤くんをトンファーで殴る気だと幼馴染の勘が言っている。

雲雀｢死を覚悟した人間を倒すことほどつまらないものはない…｣

こうなったひばちゃんは誰にも止められない。

雲雀｢とは思わない。｣

グラウンド場に物騒な音が響いた。

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