44話 ページ47
取り敢えず、部屋に連れてこられた私。すると突然百合さんは私の方に寄り掛かってきた。
「後藤様、私、ずぅっと恋焦がれておりました。あの忌々しい本丸から五虎退様を逃がした貴方の背中も。あの強い眼差しも。…だから決めたのです。貴方を悲しませた審神者を、審神者という職のものを全て消し炭にしてやろうと。」
…ん?もしかして五虎退を預けた人?てか、この人も随分思い切ったなぁ…審神者全消しって相当だよね!
「ふふ…後藤様が心配することは何もありませんのよ?今の政府は私の呪術によって私の駒となっていますの。」
こっわ!この人サラッと言ったけど呪術でどうにかすることじゃないでしょ!?
「ねぇ、後藤様、私のことを好きだと仰って?」
ええ…そんなの聞いたら言いたくなくなるやん
…
A「なぁ、百合…俺の為だと思ってしてくれたんだよな。」
というか、この人刀の本分知らないの?そんなんでよく役人になれたなこの野郎!
「?…ええ。勿論ですわ。」
A「俺が刀なの知ってるか?」
「それは勿論。刀の付喪神の後藤藤四郎様でしょう。」
そう。そこなんだ。
A「それじゃあ、刀の本分知ってるか」
「刀の本分…?それを知ってどうなるのでしょうか?」
私はそれを聞いて笑いそうになった。
A「おいおい…なぁ、百合はさっき言ったよな?俺は刀だって。刀の本分は「人を守ること。」…特に短刀はな。百合がしてくれたことはな。俺の思いを踏みにじったのと同じなんだよ。」
よーし。多分火山が噴火するまで五秒前。その五秒の間にはよ来て…!
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a tear(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます!イケメンに書けたようで良かったです♪ (2018年7月14日 8時) (レス) id: f1e0dd0ec0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - 後藤くんがイケメンすぎてやばい…すごく面白かったです!!完結おめでと! (2018年7月14日 3時) (レス) id: 8c0ec04b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:a tear | 作成日時:2018年1月5日 18時