[刀剣乱舞]懐大好き男士に成り代わってしまった件について。

お話31 ページ34

いち兄と手を繋いで歩いていると、

A｢あ、庭！いち兄、花綺麗だね！｣

そうそう、お母さんも上手くもないのにガーデニングしてたんだけど、いっつも花を枯らしてた。

一｢そうだ、まだ夕餉には時間があるから少し寄り道をしようか。｣

いち兄に手を引かれて来たのは、シロツメクサが沢山ある所だった。

小さい頃に花冠つくったりしなかった？懐かしいよね。まぁ、上手くつくれなくて途中で放棄しちゃったりしたんだけど。短刀ちゃんたちは、花冠絶対似合う。いや、短刀ちゃんたちに固定しなくても、全員似合う。



一｢よし。出来た。｣

といういち兄の声に振り返ると、いち兄は花冠をつくっていた。

A｢わぁ！いち兄すごい！｣

一｢これ、信濃にあげるよ。…うん。似合ってる。｣

奥さん聞きました！？似合ってるですって！ロイヤルプリンスをここで発揮してるよ！そういえば私今信濃くんだった！似合うに決まってるわこれ！

A｢えへへ…いち兄、ありがとう。｣

一｢うん。喜んでもらえてよかった。…もうそろそろで夕餉かな？信濃行こうか。｣

手を繋いで大広間に向かう。

乱｢信濃、可愛い！似合ってるよ！｣

A｢ありがとう！いち兄につくってもらったんだ！｣

歌｢随分雅じゃないか。｣

燭｢一期くん、あんなに練習してたもんね…って、これ言っちゃ駄目だったっけ。｣

練習…だと？

乱｢そうそう！昨日突然花冠の作り方を聞いてくるから、びっくりしちゃった！｣

A｢え、いち兄、が？｣

一｢いや、その、信濃が、少しでも元気になってくれたらって思って。｣

なんなんだこの人ただのイケメンじゃねぇか！ていうか、乱ちゃんとママン絶対確信犯だ…

お話32→←お話30

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す