[刀剣乱舞]懐大好き男士に成り代わってしまった件について。

お話13 ページ16

男士たちに挨拶した後、審神者さんの部屋に向かった。乱とずお、それからいち兄が着いて来てくれている。

鯰｢大丈夫大丈夫！俺たちの主は凄く変わってるけど、優しいから！｣

乱｢そうだよ！ボクも、主さんだ〜いすきだよ！｣

行く途中ずっと明るく励ましてくれていた。

んむむ、緊張するな…

一｢いいかい。信濃、無理はしないように。｣

A｢うん！ありがとういち兄、乱、鯰尾。｣

一｢それじゃあ、開けるよ。…主。信濃を連れて参りました。｣

由｢おう。入れ。｣

す────

A｢し、失礼します。｣

由｢…信濃藤四郎。｣

A｢へっ、あ、はい！｣

由｢────済まなかった。前の審神者と同じ人間として謝らせてくれ。もちろん、許して欲しいなんてことは言わない。それ位のことを、人間はしたんだ。｣

深々と頭を下げるここの、審神者さん。

A｢あ、あの、頭、上げて下さい。｣

渋々といったふうに頭を上げる審神者さん

A｢俺、別に人が嫌いなんじゃないんです。確かに今は少し怖いです。でも、悪い人ばかりじゃないと思っているし、何より、ここの兄弟たちは笑っていました。幸せそうに。そんな顔が出来るのは、審神者さんがいい人だからです。｣

由｢…ありがとな。それじゃあ、自己紹介するか。俺の名前は由木だ。ここの本丸で審神者をやってる。あぁ、それと、少しずつ慣れていってくれればそれでいいから。｣

A｢…俺、信濃藤四郎。藤四郎兄弟の中でも秘蔵っ子だよ 宜しく、大将！｣

お話14→←お話12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す