第16話 ページ17
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em「____ということがありましてね。ええ、とても大変でしたよ」
『ふふっ、そうだったのですか』
エーミールさんによれば、今日の午後の会議は、主に私が聞き出した情報についての報告だったらしく。
リーテンとは不可侵条約を締結しているため、このスパイ問題がある今、いつ戦争になってもおかしくない、とのこと。
オスマンさん曰く、「リーテンが
最後は、ゾムさんがダクトから勢いよく落ちて大先生に激突したとか、ロボロさんがしんぺい神さんに襲われかけたとか、彼ららしい話だった。
em「...日もだいぶ落ちましたし、お暇させていただかないとですね。私が調べた情報は、この資料にまとめてありますから」
『ありがとうございます。あとで、ゆっくり目を通させていただきます』
em「...Aくんも、ゆっくり休むんやで」
そう言って、静かに微笑む彼は本当に美しい。
さすがに座って見送る訳にはいかないと思い、ドアを開けて彼を先に通す。
ドアを閉め、彼に続いて廊下に出れば、彼は「おやすみなさい」と言って去っていく。
そんな彼に、敬意も込めて深く一礼した。
彼の姿が見えなくなったのを確認して、部屋に戻ろうとドアを開ければ______
『......え』
zm「あ、Aやん」
___そこには、まるで当たり前かのように、先程私が座っていた椅子に腰掛けているゾムさんがいた。
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こんにちは、作者です。
いつもご愛読頂き、ありがとうございます。
この作品に関してなのですが、誰落ちになるか、そもそも誰かに落ちるエンドになるかも未定です。
...あ、どちらにせよ恋愛的な感じの話はたくさん入れます。
(自分がそういう話好きなのでね)
長編になると思いますので、お付き合いいただけると幸いです。
では、失礼致します。
2023/03/02
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作者名：Suu | 作成日時：2023年1月24日 9時
