第7話 ページ8
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You side
暗い、辛い、息苦しい...
——地下牢に閉じ込められた者なら、誰もがそう感じるだろう。
それもそのはず。捕まった者は、目隠しと
...でも、それは仕方のないことで。
どこの国の者であろうと、どんな目的であろうと、
コツコツコツ...と、
時折、その
...そう。今の私は、男装をしていない”本当の私”。
男性相手の
...これにはもちろん理由がある。
1つは、男性が相手の場合、女の姿の方が何かと便利だから。そして、あともう1つは...
ガチャ、と地下牢の入口の南京錠を開く。
そこから続く廊下の両脇には、鉄格子で仕切られた部屋がいくつも並んでいる。
少し進んだところで、右手に、今日の”お客様”らしき人物が見えた。
そして、少し声のトーンを上げて、彼にそっと話しかける。
『こんにちは？』
｢...｣
話しかけても、少しびくっとするだけで喋ってはくれない。
...あぁ、そっか。猿轡させられてるから喋れないのか。
彼の入っている牢屋の鍵を開け、彼に近づく。
そして、その口にかませてある猿轡を外した。
『...これで、喋れるでしょう？』
｢...誰だ貴様｣
『貴方もきっとご存知ですよ』
そう言って、ポケットからハンドガンを取り出し、彼の耳に当たるかギリギリのところで打つ。
...案の定、彼は気を失ったようで。その隙に目隠しを外す。
...少し気を失ったのち、彼は私を見てキッと睨んだ。
「メイドが何の用だ」
『メイド？私がですか？』
「当たり前だろ？
『...どうやらそのようですね』
「っ...ふざけるな！！命懸けで
『...では、誰に殺されたいので？』
「......A様。お前も知ってるだろうが、
『...もし私が、その”彼”だと言ったら？』
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_ - 好きです､この作品を作ってくれてありがとうございます (2023年1月30日 21時) (
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作者名：Suu | 作成日時：2023年1月24日 9時
