『あ。』 ページ30
『あ。』
視線の先には数原さん
撮影が終わり楽屋への帰り道、トイレに行っていた私
私の声に気づいたのか後ろを振り向き私と視線を合わす
『お疲れ様です。』
数原さんって何考えてるのか分かんない
玲於とか裕太くんみたいに私と仲良くしてくれるわけではない
だけど片寄さんみたいに見るからに嫌われているようにも思えない
さっきだって”可愛い”って言われた
正直、言われてドキってした
龍友「お疲れ様。」
返事をくれた数原さんは足を止めてこっちを見つめてる
え、なに？
思わず足を止める
龍友「いや足止めんで(笑)？」
吹き出して笑い出す数原さん
え
今まで笑ってるところは何度も見たことはある
メンバーのみんなとは仲良しやから普通に喋って笑いもする
だけど今
初めて視線を合わせたまま数原さんの笑い顔を見て
心臓が痛いくらいにドキッとした
.
『数原さんは…………私のこと嫌いですか？』
自分でも訳が分からないことを尋ねていた
一瞬間が開いて
龍友「嫌いちゃうよ。」
笑い顔じゃなくなる
『じゃあなんで他のメンバーみたいに仲良くしてくれないんですか？』
言うことが子供じみてる
龍友「僕まで前田さんと仲良くしたら涼太がどうなるか分からん。
涼太やってまだまだ子供やから、誰か味方がいてないと自分保たれへんやろ。」
数原さんは大人だ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Sunsun(プロフ) - 季楽さん» ありがとうございます！良い作品になるように頑張ります！ (2017年2月19日 2時) (
レス) id: 8b78a6b858 (このIDを非表示/違反報告)
季楽 - 帰って来てくださって嬉しいです！ 更新頑張ってくださいね！ (2017年2月19日 0時) (レス) id: a6ef25b8ec (このIDを非表示/違反報告)
Sunsun(プロフ) - ほのかさん» コメントありがとうございます！まだまだ序盤ですがこれから展開していきていと思ってるのでまた読みにきてください！ (2017年2月16日 21時) (レス) id: 8b78a6b858 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - お話読みました！！めっちゃワクワクします！！笑 更新楽しみにしてます♪ (2017年2月16日 17時) (レス) id: ecdaaabacd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Sunsun
| 作成日時：2017年2月14日 22時
