『はーい。』 ページ15
次の日、佐野さんに言われた通りスタジオへ向かう
部屋に近づくとかすかに聞こえる音楽
ガラス張りの部屋の中には人がいて鏡に映る顔で佐野さんだと確信する
私に気づかず音楽に合わせて踊る佐野さん
かっこ良いなぁ
すると鏡越しに佐野さんと目が合う
慌ててドアを開けて中に入る
『おはようございます！』
玲於「遅い、さっさと準備しろよ。」
『はーい。』
.
玲於「は？」
『だからダンスなんて踊れないんです！』
信じられないような顔で見つめられる
玲於「うちのグループ、ダンス&ボーカルグループなわけ。」
それがどうしたんだろうか
私はボーカルだ
玲於「だからうちのグループはボーカルもそれなりに踊るんだって。」
「えっ！」
知らなかった
ボーカルだけど私も踊るんだ
『どうしよっ！』
ダンスなんてやったことないし
ヒロさんも言ってくれたら良いのに最初から足引っ張りそう………
思わず下を向いてしまうとため息が聞こえる
玲於「お昼からみんなで練習だから、それまでちょっと教えてやる。」
『へ？』
玲於「みんなまだ知らないから、お前だけ特別に今から教えてやる。」
めんどくさそうに、だけどやる気に満ちた表情で私を見てくる
『あ、ありがとうございます。』
玲於「………めろ。」
『へ？』
佐野さんが何か言ったけどちゃんと聞こえなくて聞き直す
玲於「だから、同い年だし敬語やめろ！
あと、……俺のことも下の名前で呼べ。」
あれちょっと顔赤い？
なんだ優しいんじゃん
『玲於、ありがとう！』
『もう無理、死ぬ。』→←『え、関口さんも歌上手なんですか？』
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Sunsun(プロフ) - 季楽さん» ありがとうございます！良い作品になるように頑張ります！ (2017年2月19日 2時) (
レス) id: 8b78a6b858 (このIDを非表示/違反報告)
季楽 - 帰って来てくださって嬉しいです！ 更新頑張ってくださいね！ (2017年2月19日 0時) (レス) id: a6ef25b8ec (このIDを非表示/違反報告)
Sunsun(プロフ) - ほのかさん» コメントありがとうございます！まだまだ序盤ですがこれから展開していきていと思ってるのでまた読みにきてください！ (2017年2月16日 21時) (レス) id: 8b78a6b858 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - お話読みました！！めっちゃワクワクします！！笑 更新楽しみにしてます♪ (2017年2月16日 17時) (レス) id: ecdaaabacd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sunsun
| 作成日時：2017年2月14日 22時
