【プリパラ】東堂シオンの姉は人気急上昇中の新人歌い手でした！？

肆話 ページ6

結局、私が寝るまでシオンは帰宅せず、起きても居る様子はなかった。

今日は平日だから、学校に行く準備をして……あ、あれ。
こんなに暇なもんだっけ。

スマホにも連絡は一切来ていない。

みくるから何件か『帰ってきた？』や『連絡あった？』と心配するメッセージが来ていたが、『どっちも来てない(T ^ T)』
と返事をすると、悲しんでいるスタンプが送られてきた。

門の外に出ると、みくるが塀に寄りかかっていた。

こうして学校が終わり、放課後。

シオンとらぁらのことが気が気でなくて、授業なんてほとんど頭に入らなくて。

一旦家に戻って、私たち、みれぃ、そふぃ、ドロシー、レオナでプリパラに向かうことになった。

その途中。
紫のマントを羽織った見慣れた後ろ姿が。

「あれ、あろまじゃん！みかんは？」

背後から私がこう声をかけると、振り返った彼女は少し寂しそうに「今日は先に行ったのだ」と言った。

どうやら、今日は用事があるから先に行くと言ってすっ飛んで行ったそう。

そふぃが「なら一緒に行きましょう」と誘うと「仕方ない、今日だけである」と言いながらもちゃんと付いてきてくれていた。

プリパラに入ったところで、プリパラTVから明るい声が聞こえた。

『お知らせでーす！この度、ここパラ宿で5人制のグランプリを開催しまーす！エントリーは1週間後、本番は2週間後です！詳しいことは追って説明します！』

そして、アナウンスが終わるその時、よく見る銀髪がテレビ画面に映った。

『皆さん、こんにちは。紫京院ひびきです。今日は皆さんに素敵なお知らせがあります。

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