チート少年は、最年少～Season2～【終わりのセラフ】 (ページ3)

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過去編　二ページ3

5歳の冬辺りかな。
僕は、友達の妃那太(ひなた)君家に遊びに行ってた。

妃「それでね～、遊羽妃(ゆうひ)のゲームがね、バグってさ～。」

『ああ！よく、バグるよね、あのゲーム。』

他愛もない話をしていたら、ドサリと倒れる音がして、妃那太君と見に行った。そしたら、

妃「お母さん！！」

妃那太の母「妃那太？灯晴くん……遊羽妃は？ああ……」

ドサリ

最初に倒れたのは、妃那太君のお父さん。そして、今、目の前で倒れたのは、妃那太君のお母さんだ。

妃「お母さん！！お母さん？お母さん！！起きて！！お母さん！？！？」

『妃、妃那太君？ど、どうしよう！』

妃「お母さん！！灯晴！帰れ！お前のお父さんとお母さんも見てきて！僕はいいから！早く！」

優しい奴だ。自分だって、状況が理解できてなかったのに、僕の両親を心配してくれた。

『妃那太！！ありがとう。ごめん。俺は、妃那太の味方だから！』

妃「俺も、灯晴の味方だから……！」

にこっと笑い会い、俺たちは、別れた。

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日先妃那太【にちさきひなた】
双子のお兄ちゃん。優しく、正義感の強い子。ゲーム好き。弟は遊羽妃【ゆうひ】くん。