君とのhistory

◇ ページ17

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ソファーに横並びに座って嬉しさに浸っていると、山田が言っときたいことがあると言ってきた。



山「あのさ俺、恋愛対象が男性って訳じゃない。大ちゃんだから好きになったのね？」



そうだ、山田は女の子の方が普通に好きって言ってたもんね。
俺って山田を好きになるまで特に付き合ったりとかしなかったから、恋愛対象が男性なのかもよくわかんないけど。



山「もしかしたら何気ないひと言で傷つける時がくるかもしれない…それでも俺と付き合ってくれる？」



俺を幸せにしてくれるのが山田であるように、俺を傷つけるのも山田であってほしい。
それが特別ってことだもん。



有「付き合う！俺が付き合うのは山田だけ！」



ぎゅっと俺を胸におさめたら、耳元で大好きだよ、大ちゃん…という声が聞こえて胸がぽかぽかと温かくなった。




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山田と付き合って早1ヶ月。
休日に俺は○○をカフェに連れだし、相談中。



知「は？ほんとに言ってる？」

有「ほんと…やっぱまずいかな…」

知「まずいっていうか…珍しいよね」



何がまずいのか、それは山田と付き合ってヶ月もたってるのにキスすらしたことがないこと。
デートだって行くし、手も繋いだりするけど、それしかない。



有「でも山田はもともと女の子が好きだし、俺を好きになってくれただけでも幸せだから…それ以上は望めない…」

知「そ、か…幸せなら考えすぎちゃだめだよ？」

有「うん」



山田は俺を好きって言ってくれたんだ、付き合えてるってことだけで幸せなことだもん。
そう簡単に男を抱こうだなんて思えないことも分かってる。



でも…でもね、やっぱり求めてほしいって思っちゃうんだ。

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