秘密２９ ページ31
side爆豪
「ふ〜んふふんふ〜ん」
今勝利と風呂に入っている。なんか夢だったんだと。
まぁかく言う俺もまんざらでもなく、気分良く湯船に浸かっていると、
BOOOOOM！！！
と爆発音が風呂場に響いた。
俺は訳がわからず自分の掌を見るがなんともない。
じゃあなんだと考え、出た結論が、
「……おい勝利、今の、お前か」
勝利はバツの悪そうな顔をし、「ごめんなさい」と謝ってきた。
「いや、いいけど…。そういやお前、制御できないんだっけか」
「うん……。出せるのはたくさん出せるんだけど……」
「ま、初めはそんなもんだ。お前、俺と同じでニトロ出すんだよなぁ？」
「うん、お医者さんがそう言ってた」
「よし、なら俺が特訓つけたるわ。明日からすっぞ」
「うん！まあ僕は最初からそうお願いしてたんだけどね〜」
「ああ、そうだったな」
ニシシ、と二人で笑う。
「そろそろ上がるか。逆上せるぞ」
「はーい」
「眠い……」
ウトウトしている勝利。そろそろ寝かせるか。
「勝利、お前の部屋何処だ？」
「今日はママと寝るぅ……」
そう言いながらトコトコとAの部屋に向かう。
「パパも一緒に寝よう…ふぁあ…」
こいつ、マジで規則正しいな……。
「わかったわかった。ほら、こけんなよ」
「ん……」
Aの部屋に入ると勝利はすぐにベッドにダイブした。
するとスー、スー、と規則正しい呼吸音。
…もう寝たのか。はええな。
ベッドに近づくと、可愛いAと勝利の寝顔。
不思議と心が安らぐ。
と同時に、この二人を守ってやらなければ、という使命感が溢れてきた。
「なあ、A。
俺はきっとＮｏ．１ヒーローになる。
その為にはお前らが必要なんだよ。
だから、だからさ、
もう、いなくならないでくれ……」
俺はAに優しくキスを落とし、眠りについた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 420人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美宮美人 - あー君さん» ありがとうございます！！嬉しいです！神とか初めて言われました笑続編のアイディア全然浮かんでこないけど、頑張って更新するので、これからも応援よろしくお願いします！！ (2019年6月23日 18時) (
レス) id: 330eb98719 (このIDを非表示/違反報告)
あー君(プロフ) - めっちゃ面白かったです！続編楽しみにしてます！ホントに神！ (2019年6月23日 18時) (レス) id: 6347c567db (このIDを非表示/違反報告)
美宮美人 - イアさん» わああああ！ありがとうございます！！これからも更新頑張りますので応援よろしくお願いします！！ (2018年11月15日 16時) (レス) id: 144de9083c (このIDを非表示/違反報告)
イア(プロフ) - 完結おめでとぉぉぉぉ！！早速続編見て来るっ！！ (2018年11月14日 22時) (レス) id: a19b2d3237 (このIDを非表示/違反報告)
美宮美人 - イアさん» ありがとうありがとう！！ (2018年11月10日 16時) (レス) id: 49e871760d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆきしま | 作成日時：2018年8月15日 16時
