爆豪に恋心。

恋心２ ページ3

質問:お互いの第一印象は？



A…「ヤンキーと思ってた」



勝己…「興味無かった」






正直勝己のことはヒーロー科のクセにヤンキーだうっわくらいにしか思っていなかった。





あの日までは。






sideA、高一


あー久しぶりに学校来たわー。


私、怪原Aは、土砂降りの中走って帰ってしまい、見事に風邪を引いた。


そこで私のポジティブシンキングが発揮し、


「ここでイケメンが来て看病してくれるんじゃね？！」


と考えテンションが上がったが、まさかイケメンが来るはずもなく、
ただただテンションと共に熱が上がっただけだった。





「お、A復活やん！おつかれ〜」


「お茶子ぉ！！久しぶり！相変わらず可愛いなぁオイ！」


「どうした怪原ぁ！！」


「いや、家に居過ぎてつまんなかったから」


そうなのだ。


家には誰もおらず、たま〜にごく稀〜に母が帰ってくる程度。


風邪を引いているせいで誰も家に呼べないし、電話しようとしても、
まずそもそも声がガラッガラなので誰とも喋れなかったのだ。



「私二度と風邪引かない」


「心がけは大事だよ〜」


「つーかなんでアンタが風邪引くの。Aあの日アンタ傘持ってたじゃん」


「あー壊れた」


「はあ？」


おおう響香すげえ怖いよ？


いつか内緒事してもすぐにバレそう。


ほら、イヤフォンジャックで拷問的な。


とりあえずバレないようにしよう。


爆豪に傘貸したなんて知られたら、爆豪ファンにぶっ殺される。

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