太陽と天道虫とひまわりと...(arxcn)

＝天まで・９＝ ページ9

「あ＿＿チャイムなったー・・。」


僕はチャイムが鳴り、

校庭から教室に戻る生徒たちの__＿＿

遠くの声を聞く。



あの中に、有岡せんぱぃは＿＿居るのかな・・



そんな事を思って、少し開いていた保健室の窓に

視線を向けた瞬間に＿＿＿

ガラッ＿＿っと窓が開き

太陽みたいな光りと元気な声が＿＿＿＿＿＿＿＿

「なぁなぁなぁ〜〜！！
　涼ちゃん、りょ〜ちゃ〜〜ん！！」



「わっ!!何、有岡君ッッ!!」



窓のヘリに身を乗り出してる・・。。

「ねぇねぇ、涼ちゃんっ！
　俺、膝擦りむいちゃった〜〜〜。
　って。。＿＿あ！あの子だっ！！」




＿＿＿どっきーんっ。。

僕はこそこそ。見えてるけど、みえなぃよーにぃぃ・・



「お〜い！お〜〜ぃぃ、その子〜〜♪」


涼介先生が有岡先輩の前に

ふんっ。と立ち塞がって

「ちょっと、有岡君ッ!!
　窓から来るなっ、おまけに、うるさいし〜
　涼ちゃん、やめろっ！＿＿そして侑李君に
　話し掛けないで、関わらないでっ！」


「ほへぇぇ〜〜。そっかそっか、
　その子、ゆうりってゆ〜んだぁ〜♪」



「あっ。。しまったっ！！」って

口を押さえる涼介先生・・・



僕は、ぼんやり・・っとその光景を見てたら

ぱち。っと視線が合って、太陽みたいに笑うその人が

僕に笑い掛け、はなす＿＿＿

「よっ！侑李ちゃん♪元気そうで良かったよ〜」


「・・ん。。と、、」


「マジで、俺に向かって倒れて来た時は
　＿＿ふふ、抱き着かれたのかと思ってさ〜〜。
　俺、電車の中でダメだよ〜とか言っちゃってさー」


「ぁの。。ん..と＿＿」



僕は人見知り、発動中ー・・。

机のトコで、もじもじ。もじもじ。

もじもじ座って、俯くの。



「あれ？？お〜〜ぃ？どーしたのー
　お〜〜ぃ、ゆ〜りちゃ〜〜〜ん♪」



窓から呼ぶ、太陽みたいな人。

天にいる太陽と、同じぐらいまぶしくて

僕、こまってしまぅ。。



ちら。っとちらりと見たの窓のトコ・・

有岡せんぱぃは＿＿窓から身を乗り出して

入ってきそぅぅ・・。


立ちはだかってる涼介先生と

有岡せんぱぃの掛け合いを聞いてたら＿＿＿


太陽みたいな有岡せんぱぃの首根っこを

ぐぃー。って掴んで降ろす、中島先生・・

「お〜〜ま〜〜えぇぇ〜〜〜！！
　何やってんだッ!!うるせーぞっッ!!
　ったく、保健室で悪さすんなっ。」

「ひっでぇぇ〜〜ナカジー。。
　俺、何もしてねぇーよぉ〜〜！！」

「っっとにもぉー。。
　おっまえは、中島先生と呼べッ!!」

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