太陽と天道虫とひまわりと...(arxcn)

＝いっしょに・９＝ ページ40

「んと。。ごめぃわく、かけちゃって・・
　ごめんね、大ちゃん。」


隣りに座った大ちゃんに言うと

大ちゃんは首を、ぶんぶこ。振って

「い〜〜やっ。こっちがゴメンだしっ。
　俺、ホント..気が利かなくて＿＿
　侑李ちゃん、怒られちゃうかな？
　ホント、ゴメンな。」


「んーんっ。そんなへーきだよっ。
　少しだけ心配してただけだから。」


「ん゛〜〜。でもなぁー・・
　なぁ、父ちゃんっ。」


「ま〜さ。済んじまった事は、しょうがねーよっ。
　俺も一緒に謝ってやんからさ。な、大貴っ。」


「おお〜〜、あり岡ありがてぇ！」


「お前、ふざけてんのか？？」


「ふざけてねーよっ！ちょ〜真面目だってッ！」


「くくっ＿＿まぁいいや、謝ん時にさ
　一番信用されそうな圭人の代わりに
　慧も連れて来た訳だし〜」


「あ。そうそう、圭人は飯の支度の途中だったもんな〜
　アイツが一番信用ありそうなのにな〜。」


「んっだべっ。まぁ〜同じぐれー信用ありそうな
　慧も居る訳だし・・大丈夫だろっ。な、大貴
　侑李ちゃんの親御さんに誠心誠意謝ろ〜ぜっ。」


「おう！父ちゃんッ」



２人の会話を聞いて、助手席の慧さんが

楽しそうに笑っているのを見ながら僕は

あわゎわー。して

「んと。んっと、そんなだいじょーぶだからっ
　だって、連絡入れなかった僕が・・
　僕が、いけなぃんだし。。」



大ちゃんが、キリッ。って音がするぐらい

僕の方を向いて

「い〜やっ、侑李ちゃんっ。
　これは信用に関わる問題なんだぜっ。
　俺の男としての価値っ。男のコカンに
　関わるぜっ！誠実さでカバーだぜッ!」


「こ、、こか・ん..？だぃちゃ・・？
　そ、それは...」



雄也パパと慧さんが大爆笑してる。

雄也パパはゲラゲラ笑いながら

「ちょぃお前っ＿＿笑わせんなってっ
　運転中だぞ、俺はっ＿＿＿あ〜〜やべっ
　マジ、我が息子ながら・・面白ェ奴だぜ
　な、大貴っ」


「なんだよ。
　俺、ちょ〜真面目に言ってんのによ〜ッ！」


「いやいや、大貴ッ。
　男の股間に関わっちゃうよ〜な奴が
　誠実さでカバー出来ねぇって！！
　なぁ、慧。」


「ん。そーだよ、大ちゃんさ・・それ
　股間じゃなくて、沽券。コ・ケ・ンだよっ。」


「あ゛っ。。」

「も〜ホント面白いなぁ〜。
　侑李ちゃんも笑っちゃってるし
　ビシッと決まらないし。。ふふふ＿＿
　ホントに、雄也さんの息子なの？ね、雄也さん」

「だっなぁ〜、マジ。」

「うっるせぇ〜〜ぃッ！」
　

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