太陽と天道虫とひまわりと...(arxcn)

＝いっしょに・７＝ ページ38

「大ちゃん、おもしろぃね。んふふ。」


楽しそうに笑っている大ちゃんを見て、思うの。

圭人君と慧さん・・

こういう人達が、大ちゃんを作ってくれたんだ。

そう思うと、なんだか・・ありがとーって

気持ちが湧いてくる。

大ちゃんのパパは、どんな人かな。

会ってみたいー。って思えてくるの。

「んと、ねぇ大ちゃん。
　大ちゃんのパパは、まだ帰ってないの？」


「あ〜〜・・そうだな。
　父ちゃんは、まだみてーだっ。」


「そっかー。・・んー・・僕ね
　大ちゃんのパパにも、あいたぃなぁ。」


「おおっ!!マジかよ、侑李ちゃんっ！
　人見知り発動中の侑李ちゃんがっ！！
　なんと、自分から積極的に会いてぇってっ♪
　わぁ〜嬉しいぜっ。」


「んふふー。。」


「んでさ＿＿侑李ちゃん的にぃー
　どんな感じ？俺の父ちゃんは、どない？」


「んー。。どぅだろ・・。
　圭人君を見るとー...背、高ぃのかな？
　僕ね、圭人君に会うまではねー・・」


「おお。何々、侑李ちゃん。」


「ん。会うまでは、大ちゃんのご家族って
　ちょんもり。のイメージだったの。」


「ちょ、ちょんも？？
　ちょいちょいさ〜、侑李ちゃんさ。
　なに、そのちょんもり。って？」


「ん〜・・ちょんもり。はねぇー・・。
　んーっと、なんだろ？ちょこん。ってかんじで
　んと。＿＿と、とにかくっ、ちょんもり。は
　ちょんもり。なの！いーのっ。」


「いーのかな？」


「いーのっ！＿＿あ。そかそっか、わかった！
　大ちゃんはママ似で、圭人君はパパ似だ！
　だからね、きっと〜」


「きっと〜〜？？」


「ぅん！きっと〜
　大ちゃんパパは、しゅっ。としてる〜♪」

って僕が言い終わったら〜



がちゃ。ってリビングのドアが開いて

「ご名答〜〜〜♪」って言いながら

さぎょー着のイケメンの人＿＿入ってきたの。。


「だぁれ？」


「ふふ。」ってカッコよく微笑んで

僕の前に立ったその人は＿＿僕の頭、ぽんぽん。して

「どーも、俺がその大ちゃんのパパ、雄也だよ。
　ふふふ、侑李ちゃん♪」



穏やかな声、穏やかな手の平。

なんだか＿＿宏太みたぃね。


「・・んと、大ちゃんの..ぱぱ？」


「おうっ！そ〜です、俺がそのパ・パ♡」


「わゎーー。。
　やっぱしー・・にってなぁ〜ぃ。」


大ちゃんは苦笑いで

「ちょぃちょ〜い、侑李ちゃっ〜〜ん！！」



大ちゃんパパはゲラゲラお腹抱えて笑って

「侑李ちゃん、おっもしれぇ〜。
　あ〜腹、イッテェ〜。」

＝いっしょに・８＝→←＝いっしょに・６＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す