太陽と天道虫とひまわりと...(arxcn)

＝いっしょに・２＝ ページ33

「そぅなんだぁー。」


「おおっ、そうだぜっ。んでさ〜侑李ちゃん。」


「なーに？」


「その〜..今度さ＿＿
　ここに弟連れてきても..いい？」


「・・んっと。。どぅして？」


「どうしてって〜・・その〜〜。。
　何とうゆ〜か・・さ。。その・・」

そう言って、大ちゃんはもじもじー。



中島先生が不思議な顔して

「何だよ有岡＿＿歯切れ悪いなぁ。
　おい、ど〜した？」


「ん〜〜、、そのさ。俺って３年じゃん。
　なぁ、ナカジー。」


「ああ、ま〜そうだな。
　３年には見えねぇけど３年だな。」


「ちょっ、、何だよ〜。ナカジー
　どーゆう意味だよー。まったくさ〜。」


「まぁ〜いいから、何だよ有岡。」


「あ〜〜、つか＿＿俺ってさ
　何はともあれ..卒業しちゃうじゃん。
　なぁ、涼ちゃん。」


「んー・・そうだね。
　何はともあれの言葉のチョイス、合ってんのかな〜って
　思うけど・・留年しなかったら有岡君、卒業するね。」



「なっ！だろっ！！
　俺、卒業しちゃう訳だよ・・。」




先生２人が、首を傾げ

「「う〜〜ん。。そーかな、出来るかな〜。」」



「ちょい！！そこの２人ッ!!シッケーだぞっ!!
　＿＿っと、ゆ〜か。そっか、そーだよな・・
　留年するって手があったか＿＿イヤでもダメだっ。
　父ちゃんにボコられんなっ。いや、でも〜〜
　う〜〜侑李ちゃんがぁぁ・・。」



・・僕は首を傾げて＿＿＿

うーん。って考え込んでる大ちゃんの顔のぞきこむ。

「な〜に、大ちゃん。
　僕が...どぅしたの？」



「いや＿＿だからさ、侑李ちゃんっ。
　俺、俺がさ〜卒業しちゃったら
　俺、この学校に居ない訳じゃん？！」


「ぅ、ぅん・・。」


「そーすんとさ、侑李ちゃん見れない＿＿
　じゃなくて。。侑李ちゃんの事守れないし
　だから俺、心配で心配でっ＿＿も〜〜俺、
　心配しかなくってッ!!」



僕は、ぽかーん。って、あんぐりー。

「ぁ、ぁの。だぃちゃ＿＿んっと。その〜
　気持ちはありがたぃけど・・留年はだめだよ？」


「ああ。うん、そうなんだよー。
　父ちゃんにボコられんからさ〜〜。だからさ〜
　ね、侑李ちゃん。俺の弟をさ、俺の代わりに
　残してくからさっ！ね♪」



中島先生は呆れ顔で

「おいおい、残してくって＿＿
　弟の意思はねぇーのかよ。なぁ有岡っ。」


「俺の弟＿＿あ。俺の弟、圭人つーんだけどさ。
　我が弟ながら、ちょ〜がつくほどのイイ奴でさ〜。
　だから侑李ちゃんの事も守ってく＿＿」

＝いっしょに・３＝→←『太陽と、ひまわりの笑顔。』　＝いっしょに・１＝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す