夏なんて嫌いだった (ページ7)

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阿部さんの秘密ページ7

阿「Aちゃんって、携帯持ってきた？」

携帯なんてあんまりいじらないから

取り敢えず机の上に出すと

阿「はっ笑」

阿「まだフィルムついたまんまじゃん笑」

携帯なんて親と連絡するためだけのもの

使わないし、いいや、と思って貼りっぱにしていたフィルム

それを何故か爆笑している阿部さん

阿「それなら知らないかもね笑」

阿「俺さ、アイドルやってんの」

え？

アイドルってあの

歌って踊る輝いてるやつ？

確かに阿部さんは輝いているけど

そう思い色々な考えていると

阿「まー、アイドルって言っても、まだ研修生みたいなやつね」

阿「グループは組んでるんだけど、何かずっと同じ場所にいる気がしてさ、俺はそんな自分に強みが欲しくて大学受験するんだ」

阿「だから、もし、大学行ってもモテモテでも所詮は上辺だしさ、」

阿「熱愛！なんて書かれちゃおしまいだからAちゃんが言う大学生活はおくれないかもなー笑」

なんて笑っている阿部さん

A「あ、なんかすみません…」

そう謝ると

阿「謝らないで笑、俺もまだまだ頑張らないとなー」

阿「でも、Aちゃんは特別だからねー？笑」

阿「俺の事知らないし、お互い秘密？あるし？笑」

阿「あーあ、Aちゃんとこうやって会うのも運命だったのかもね？」

なんて言う阿部さんはあざとい

阿「何か言ってよ、照れるじゃんか笑」

なんてほんのり顔が赤くなってる阿部さん

そんな阿部さんを見ているとドキドキして

感じたことの無い胸の高鳴り

ドキドキが止まらなくて

これは今から私が秘密を言うから

だからドキドキしてるんだ

そう思い込もうとしていても

ドキドキは止まらなくて

阿「じゃあ、はい！次だよ？」

やっぱり止まらなかった