夏なんて嫌いだった (ページ32)

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運命のままにページ32

ザワザワとしている衣装部屋

この中にもう既にSnowManさんがいる

ラウールさんの声も聞こえる

きっとみなさん揃っているみたいでドアノブを握る手に力が入る

ドアを開けると

阿「やっぱり、Aちゃんのデザインでしょこれ？？」

ラ「さすが阿部ちゃん！！」

岩「まさか、阿部とAさんが知り合いだったなんてね笑」

深「翔太が傷心だから励まさないと笑」

何故か思ってたのと違う反応

阿「俺がAちゃんのデザインを分からないわけないじゃん！！笑」

目「恋って強いな笑」

岩「くれぐれも撮られないようにしてくださいね笑」

え？え？

と思っていたら

何故かこの部屋に取り残されたのは私と阿部くん

A「え？！どういうことですか？！」

そう伝えると

阿「迎えに来たよ。A」

阿「待たせちゃってごめんね」

話を聞くと

メンバーを必死に説得したらしい

好きな人がいる。と

そしたら'アイドルだということを忘れないこと'

そんな約束はあるけれど認めてくれたみたいで

A「後で私もありがとうって言わないとですね…笑」

阿「やっぱりA、敬語になっちゃうんだよなー」

なんてプクッとしている阿部くん

そんな彼をドキッとさせたいのに

阿「まあ。そんなAでも好きなんだけどね？」

やはり彼の方が1枚上手

阿「きっと大変なことも沢山あるかもしれない。」

阿「俺はアイドルだし、堂々とカップルらしいことは出来ないかもしれない」

阿「でも、俺の中でAの存在は大きくなる一方でさ、忘れたことなんかなかった。本当に幸せにします。」

阿「俺と付き合ってくれませんか、」

そんなの、答えは1つしかなくて

A「はいっっっ！！こちらこそお願いします！」

普通のカップルとは違う

出会いだってお互い真っ暗な闇の中だった

でも、光をさしてくれたのはあなたで

これも全て運命なのかもしれない

阿「運命かもね？」

Fin