思い出話 ページ30
そんな現実に
ホワホワした夢見心地の私
頬をつねっても痛いから現実みたい
そんなことを考えていると
阿「何してるの笑」
阿「赤くなっちゃうよ？」
なんてつねってた頬をさわさわと撫でられた
その場所が何故か凄く熱くなって
顔が赤くなるのが自分でもわかった
阿「顔真っ赤笑」
なんて笑ってくる阿部くんは絶対にモテるだろうなーなんて無意識に考えてしまう
過去の思い出は私しか覚えてないかもな
なんて少し悲しくなったりする
阿「本当に懐かしいねー、あ、そういえば俺大学無事に受かったよ！笑」
A「え！遅ばせながらおめでとうございます笑！」
阿「ありがとう笑」
阿「でもやっぱり第1志望ではなかったけど、充実した大学生活だよ、笑」
阿「Aちゃんは？どうだった？イタリア！」
そこからはお互いの知らない
あの夏の日から後の話で盛り上がった
ジャニーズグループSnowManのこと
私の空港での美少年がラウールさんだったこと
イタリアでの生活とか
イタリアでピザばっかの話とか
お互い沢山笑ったし
凄く楽しい空間だった
阿「でも良かったー！」
阿部くんが急にそんなことを言うもんだから
A「何がですかー？」
そう聞くと
阿「ん？笑」
阿「Aちゃんとまた話せて笑」
阿「もしかして、もう彼氏さんとかいるの？？」
なんて直球に
慌てて首を横に振ると
阿「そんなに振らなくて大丈夫笑」
阿「じゃあ、あとは俺がデビューするだけか」
さっきまでの雰囲気とは全く変わって
阿「そしたら迎えに行くからあと少し待っててくれますか！」
なんて言ったのは真っ赤な阿部くん
A「え？！」
阿「だって凄いんだもん…Aちゃんの成長スピードはラウール並だね笑」
阿「必ず迎えに行く。だから、相手作らないでね？？笑」
なんて言われる
こんだけ時が経ったのに変わらない思い
私たちならどんな壁でもこえられるような気がする
私は頷いた
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作者名：さくら
| 作成日時：2021年7月14日 17時
