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出会った少年 ページ16
沢山の人がこっちを見ていて
自分がしたことの大胆さに顔が赤くなる
少年も驚いてて
A「ごめんね…すみません…」
そう伝えると
『お姉さん、デザイナーさんなんですか？』
そう言われ私のスケッチブックを指さす
A「まだまだ駆け出しなんですけど…」
簡単に描いたデザインを、彼に渡すと
目を輝かせる少年
A「ご迷惑をおかけして申し訳ありません…」
なんて謝罪を込めてそのデザインを渡し
そう言うと
『すげー！僕の衣装もいつか作ってくださいね！では！』
なんて去っていく彼は凄く端正な顔立ち
まだまだ、幼さが残るけど
あれは将来化けるな
なんて思いながら私も
ギリギリの時間になってしまい
新幹線のホームへ向かった
そのまま空港へ向かい
私は日本を後にした
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作者名：さくら
| 作成日時：2021年7月14日 17時
