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紫耀｢ごめん。兄ちゃん達、見つけられない｣
廉｢また今度な｣
｢ぁぃ……｣
紫耀｢A、誰と観たか覚えてる？｣
｢あい。にぃーにとみた｣
紫耀｢この中だと誰？｣
｢ゆうたにぃーに｣
廉｢優太兄ちゃんと観たの最近？｣
｢あい｣
紫耀｢じゃあ、帰ってきたら優太兄ちゃんに聞いてみるね。今、お兄ちゃんお仕事中だから｣
｢にぃーにちごと。ゆうちゃちごと｣
紫耀｢そう。お仕事中。待ってようね｣
｢あい｣
廉｢Aは偉いなぁ｣
廉は頭をポンポンした
廉｢代わりにこれみる？｣
｢みる｣
キティちゃんが歌ってる映像を見せた
｢にぃーに、きてちゃ、みみいっぱいだね｣
紫耀｢耳はいっぱいないよ｣
｢ないない？｣
紫耀｢ないな……あれ？｣
廉｢何？｣
紫耀｢へんじゃない？｣
廉｢何が？｣
紫耀｢耳の位置とヘッドホンが合わない｣
｢あい｣
廉｢聴こえてる？｣
｢る？｣
紫耀｢調べてみるか｣
｢あい｣
紫耀｢どれどれ…………これかな…………お〜｣
｢みーる｣
廉｢何？｣
紫耀｢これ｣
廉｢ん？｣
｢みーる｣
廉｢A……みたら……｣
｢あかん？｣
廉｢あかんな。まだ難しいわ｣
｢おとなはわかる？｣
紫耀｢わかる｣
｢おとなはいつ？｣
廉｢20歳は大人｣
｢らいねん｣
紫耀｢まだまだだよ｣
｢まだ？｣
廉｢保育園から小学校にいって、中学高校と卒業しないと｣
｢たいへん｣
廉｢大変。ゆっくり大人になってな｣
｢な｣
紫耀｢キティちゃん終わっちゃうよ。観ないの？｣
｢ちーがうの｣
廉｢変える？これは？｣
｢しゅき!｣
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作者名：Summer | 作成日時：2023年10月10日 8時
