シューズを履いて

10 ページ10

.






次の日朝学校に着くなり由美に質問攻めされる。






「初日から一緒に帰るなんてやりますな〜」






『もうそんなんじゃないって(笑)』





「これからも一緒に帰るの？？」





『んー分かんない。でも部活も同じだし家の方向も同じだし...。』






「ふ〜ん(笑)」







『ねぇなによ〜(笑)』







「いや、なんか楽しそうだな〜って！」








『そうかな？(笑)』







「Aちゃ〜ん！！！！」







廊下から私の名前を叫ぶ身長が高くすらっとした男の子とその横でニヤニヤしてる海斗ぐらいの身長の男の子。






そしてその2人の隣でアワアワする海斗。








「なにあれ(笑)あの人達も知り合い？？」








『いや、海斗しか知らない。』






「君がAちゃん？俺、クラと同じクラスの中村海人。んでこっちは宮近海斗。」






「うっす」






ずかずかと教室に入ってくるやいなや私の席の前に立ち自己紹介を始めだす。








『かいと？？？』






「ごめんA。さっきAの事話したら会いたいってうるさくて。」







「俺はうみとかでいいよ。」








『えっと、』






宮近さんの方を見ると







「あーちゃか、ちゃかでいいよ」








「じゃあね〜Aちゃん！」






私の頭をポンポンして教室を出ていくうみくんの後をついて教室を出ていくちゃかくん。






「ほんとごめんな。また部活で！」





走って2人を追いかける海斗。






.

11→←9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す