シューズを履いて

AfterStory ページ45

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今日はバレンタイン。








朝から隣を歩く海斗はソワソワしてる(笑)








そのソワソワが面白くて私はあえて何も触れない。








『おはよ〜。これチョコどーぞ。』









「え、まじ？いいの？さんきゅー」








教室に入る前にちゃかくんにチョコを渡す。







うみくんは由美がいるからってことでチョコは無し。
その代わりにアイスを奢れとかよく分からないことを言ってきた。








「え！ちゃかにはあんの！？俺まだ貰ってないのに」








そうがっくり肩を落とす海斗。









『海斗は部活の時ね。じゃ』








そう言って私は教室へ向かった。








今日の昼休みはいつもより賑やかで誰々ちゃんが告白した〜だとか甘酸っぱい話が飛び交う。








「隣のクラスの女の子ちゃかにチョコ渡したらしいよ〜。ちゃかくんモテるよね〜。」








そうニヤニヤする由美。
ちゃかくんモテるんだよね〜。








『ちゃかくんいい人だからきっと素敵な人と付き合うよ』








「ふふ。私もそう思う。」








「由美〜。会いたくなったから来ちゃった〜」








「ねえ何しに来たのよ(笑)」








この2人は相変わらずバカップルだ。









『あれ？海斗は？？』









「あー松倉ね、、」








気まづそうな顔をするちゃかくん。







「クラ？クラならさっき女の子に呼び出されたけど」








「ちょ、」








『そ、そっか。』








私達に少し気まづい雰囲気が流れた。






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