シューズを履いて

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〜 松倉side 〜







目の前で楽しそうに笑うAとちゃかの姿を見てるとAが取られるんじゃないかって焦った。







そして俺は自分の気持ちに気づいた。








「...好き」








突然の言葉にAは少し動揺はしていたがペンギンの事と勘違いしたのかいつも通りだった。








「ねぇ由美ちゃん。あっち見に行かね？？」









多分海人は由美ちゃんと二人きりになりたいんだろう。









『私まだペンギン見たいから二人で行っておいで？』








「また後で合流しようぜ」








そう微笑むAとちゃか。








「ほんと？じゃあ行こっか海人。」







そう言って2人で歩き出した由美ちゃんと海人。







2人はもう傍から見るとカップルで、あんなに積極的にアプローチ出来る海人はめちゃくちゃ尊敬する。







ピコン と俺とちゃかのスマホが鳴る。








うみ【まじでサンキュ。今度なんか奢る。俺、頑張ってくる】







トリプルカイトのグループにきた海人からのライン。









「海人由美ちゃんに告るんだ」







『やっとか〜(笑)じゃ残りのウチら3人は3人で楽しみますか〜！！』







俺の横で笑うAを独り占めしたいなんて思ってしまった。







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