シューズを履いて

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「羽目を外しすぎないように！解散！」







「やっと夏休みだ〜！！！A遊びまくろ！」







『うん！楽しみ〜！！』








教室が一気に賑やかになり夏休みが始まり浮かれている。







「由美ちゃ〜ん！！」







廊下を見るとうみくんがひらひらと手を振っている。








『由美の事大好きだよね〜(笑)夏休みどっか行くの？』








「花火大会...。誘われた(笑)」







そう言う由美の顔は恋する乙女でとても嬉しそうだった。







花火大会か。誰と行こう。
多分行く人いないから海斗でも誘おうかな。







「おいっす〜。A今日部活短縮なんだから早く行くぞ」






うみくんの隣で私を呼ぶ海斗。
うみくんと並ぶとやっぱり身長低いななんて笑ってしまう。






『はいは〜い(笑)じゃまた明後日ね！』








「明後日めちゃくちゃ楽しみにしてる！」






明後日は5人で水族館に行く約束をしている。
うみくんはその日に告白するとかどーとか。






まあきっと上手くいくだろう。








教室を出て海斗と一緒に部活に行こうとすると








「松倉〜。今日部活何時まで？」







「3時ぐらいだったはず。」







「俺もそんぐらいに終わるから一緒に帰ろ。Aちゃんいい？」








『全然いいよ！楽しみ。部活頑張ろうね！』







「よかった。じゃあ靴箱のとこで待ってる」







そう言って大きなエナメルバッグをもったちゃかくんは靴箱に消えていった。








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