【呪術廻戦】高専肉食系男子多い説を男子が証明しようと思います

肉食系×拾 ページ10

「プハッ…これアウトだ！」

「セェェェェフ」

「アウトだろ」

「アウトね」

「ん？何がアウトなんだ？？」


手を横にひく五条。

教師としてどうなのかと伏黒

コイツの援護はするつもりないけど、とAを指す野薔薇


なんの事だ！？と伏黒と野薔薇を往復する虎杖は、黙秘権を行使する二人により頭を悩ませた。


そんな最速脱線のしているの高専メンバー達が言おうとしていた結論を忘れかけた時、Aが口を開いた


「ねねね、俺帰ってもいい？でもなんで俺ってここに連れられたんだろうね！まあ正直興味無いんだけどさ！興味ないって言っちゃったー！！！まぁ嘘をつくより本当の事を言った方がいいんだもんね！優しい嘘クソ喰らえだよ！！」


自由になった手を野薔薇の予想通りブンブンと振りながら、Aはまたマシンガントークを再開させた。


「お、帰るの？」

「うん！にゃんすけの餌時間！」

「にゃんすけ？」

「ホンジュランミルクスネークのにゃんすけ！」

「また変なキャラ入れたわね」


五条、虎杖の問いに迷いなく答えるところ、嘘はついてないのだろう。


ちなみに、ほんじゅ…ホンジュランミルクスネークとはナミヘビ科キングヘビ属の正真正銘ペット蛇なのだ(誰得)


妙に上手い鼻歌を歌いながら、Aは近くにあるリュックを取り出し、五条や1年ズの隣を通り抜けながら近くの机にある私物を＿


「はい、ストップ」


＿取ろうとした。



ソファーの横を通ろうとした途端、五条に掴まれる手首。

五条の腕を引く動作に従うように振り向くA。


「どったの目隠しセンセー」

「五条悟ね。はいAクンに問題」


引いた手を離し、それを挙手させる五条に、Aは目をいっそうと輝かせた。


「だだだだだだん！だが多いね！」

「1年生はAと会う前何処に行ったでしょうか！」


問題として突然出された一年はなんの事だと眉を顰めるが、A本人は当たり前かのように頭を傾げた


「呪い払ったんじゃないのー？」


高専が呪術師を育てる場所ということを教えられているAは間延びした声で答える。


「その後は？」

「ん？神社でお願い事とか？」

「へぇ、なんでそう思った？」


またこれも当たり前かのように答えるAに、一年の肩がぴくりと跳ねる。


五条は興味深そうにソファーの後ろにいるAをソファーに持たれながら目隠し越しに見つめた。

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