俺がパパになるなんて､､､【橙】

✐０３ ページ5

私は児童養護施設で働いている新米職員の

如月 璃花 (ｷｻﾗｷﾞ ﾘｶ)

と申します


私は児童虐待などのお子さんを一時的に保護して

里親さんが決まった場合には

里親さんのサポートをさせていただくお仕事です。


まあ、私の自己紹介はこんなところでしょうか。


それでは本編へ𓈒𓂂𓏸



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璃花side


子供達が遊んでいる声と共に突然電話が鳴り響いた

まあ、そんな事はしょっちゅうだから

落ち着いて電話に出る



それは苺里病院からだった


虐待を受けていたかもしれないと言う


五歳くらいの少女がいるから来て欲しいと


璃「はい。すぐに向かいます。」



＿＿＿＿＿＿

受付で病室を聞き


そこへ向かうと


小さい体から沢山の管が機械と繋がっていて


近づいてみると



最近のだろうか、


痛々しい痣や、切り傷などが目立っていた


ﾊﾟﾁｯ


璃「目､､､覚めた､､､！よかったっ､､､!」


『だれ、、？』


怯えたように口にした一言


なんて言ったらこの子は安心してくれるのか､､､


そんなことを考えていると


その子はシーツをその小さな手で強く握りながら


『なぐ、、らないっ、、でっ、、！』


きっととてつもなく勇気が必要だったと思う


怖かったのだと思う


とても悔しかった


こんなにも小さい女の子がこんな思いをしなければならないなんて､､､


璃「っ、、」


ｷﾞｭｯ


『えっ、、？』


安心して欲しい。


そんな思いで小さな女の子を抱きしめた


璃「大丈夫、大丈夫、誰も貴方を殴ったりしない､､､」



『ｸﾞｽｯ､､､ﾋｯｸ､､､こわっ、、かったぁ、、』



璃「すぐに助けてあげられなくてっ、ごめんね、、？」


『ﾋｯｸ､､､､､､うわぁぁんっ､､､！』


しばらく背中を優しくたたいていると


その子は疲れ果てたように眠りについた



・




さてと、、




まずはこの子の名前と、住所を調べなくちゃ



パソコンで調べていると


だいたいの目星は着いてきた



名前はAちゃんかな、、、？


公園の近くに住んでたみたいで

児童相談所も気にはなっていたみたいだね。


もっと早く気づいてあげてれば、、、


なんて思っても、もう遅い。



来週には児童養護施設に入れそうかな､､､？




また明日来るね。






・







＿＿おやすみ＿＿

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