俺がパパになるなんて､､､【橙】

✐１９ ページ21

ジェルside



腕の中で眠っているAちゃんを見て
改めてこれから親になるという使命感を感じる。


すやすやと俺の腕の中で眠っているその顔は
まるで天使のように可愛かった



ｶﾞﾁｬ



ジ｢ただいま〜｣



起こさないようにソファにAちゃんを寝かせる



ジ｢夕飯、作るか。｣


Aちゃんを守りたいと決めてから家事や料理など基本的な事はできるように独学で勉強していた


そういえばAちゃんの好きな食べ物ってなんなんやろ


とりあえず小さい子はみんな大好きであろうハンバーグを作ってAちゃんを起こしに行く



ジ｢Aちゃーん、起きてやー？ご飯の時間やで｣


『むぅ、、んぅ？』


Aちゃんが目を擦りながらゆっくりと目を覚ます


おいおい可愛すぎやって、


『いいにおいする！』

ジ｢ハンバーグ作ったんやけど食べれる？｣

すると目をきらきらさせたAちゃんが

『Aハンバーグだーいすき！』

ジ｢ほんまに！？作ってよかったわぁwじゃあ食べよか！｣


『うんっ！』


一緒にいただきますをして、もぐもぐと口をいっぱいにさせたAちゃんが可愛すぎて愛おしい。


口を開いたかと思えば俺の方を向いてにこにこしながら


『パパが作ったハンバーグおいひい！！』


やっぱりパパというワードがAちゃんからでるだけでうきうきしてしまう。


ジ｢良かった良かったwご飯食べ終わったら一緒にお風呂入ろな！｣

『うん！』



想像するよりも大きな返事に俺は幸せを感じていた。



・


ご馳走様をしてAちゃんと一緒にお風呂に入る


いつも1人だからと言って湯船にお湯は溜めていなかったのだが、気合いを入れて入浴剤までも入れてしまっている自分に驚く。



﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏﹏



お風呂に入ってAちゃんの体を見ると
痣や傷、太ももの方にはタバコを押し付けたような跡も残っていて見ているだけでも痛々しかった。


Aちゃんの心の中には傷があると思う

それは一生消えない
Aちゃんがずっと背負っていく傷が。



だから俺はその傷を少しでも癒したいんだ。



・






絶対君を守るからね＿＿

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