友人の遺言通りに救う側の人間になります。

24話 ページ25

目が覚めると病院らしい場所にいた。





太宰「あ、おはよう一雄」



『……はよ…』



太宰「一雄」



『イテテ…なんだ？』


太宰「安吾が二重スパイだった」


『……それは…ミミックのか？』


太宰「……うん、そうなんだけどね…織田作がミミックと首相と交戦してね…さっき起きたよ」


『安吾は…』


太宰「………安吾は…」


安吾は…

黒の武装組織についていってしまった…だっけね…


『いや…言わなくていい
言わないということは…そう云うことなんだろう
太宰』


太宰「…察しが良くて助かるよ
私達も行くよ
織田作も待っている」


『…嗚呼』













ｶﾂｶﾂといつもの路地裏を太宰と作と歩く。


太宰「夜はいい…マフィアの時間だ…」


織田作「これからどうする？」


太宰「どうしたものかねぇ…
それにしても災難だったね
敵の首相(ボス)と首相(ボス)の右腕に合うなり熱烈な求愛を2人共受けるなんて…」


『HAHA…最悪な求愛だぜ…』


織田作「死に値する場所を探すために戦場を求めるなど変な奴らだ」


太宰「そうかい？死に方に工夫をこらしたいなんて私には浮かばない発想だよ…」


作の死に近づいてきた。


俺は確か、チソ・クラーティスというやつと戦うんだよな…


そいつを自分自身の異能で殺して…


作の元に向う前にまた倒れて…



そして




太宰「一雄またボーっとしているよ
考え事かい？」


『HAHA…大したことじゃないさ…
気にしなくていいよ』


織田作「…」

俺達がやってきたのはルパンだった。


そう



俺らが最後に



酒を飲んだ



あの場所。




中に入ると


安吾が酒を飲んでいた。


安吾「やあどうもお先にやってますよ」

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