前世は両面宿儺の妻だった。【呪術廻戦】

お礼＋蛇足 ページ50

・



いつも、「前世は両面宿儺の妻だった」にお付き合い頂きありがとうございます。


沢山の暖かいコメントと評価、ありがとうございます。とても励みになります。これからも楽しんで頂ければ幸いです。




・


ここからは裏話という名の蛇足です。(読まなくても大丈夫です)


・宿儺はAと悠仁の距離が近くとも、何故口を出さないのか。


最初はAの至近距離にずっといる悠仁にイライラしていましたが、悠仁と自分が代わった途端、顔を赤くするAに優越感を感じたからです。悠仁の時は絶対に照れないので、次第にイライラしなくなりました。悠仁と代わった時にAの中で自分が絶対に一番である事が確認出来るので、寛容になっています。


・前世でのAの両親


Aが産まれた頃には既に誰を両面宿儺に嫁がせるかの議論が始まっていました。候補に挙がっていただけですが、もしも選ばれて別れが辛くならないように情を出来るだけかけないように育てました。見事に選ばれましたが。しかし、情を捨てきれなかったのがこの親。娘に冷たくする一方、少しでも長く生きてもらいたい一心で両親は十分な教養をつけ、宿儺に気に入ってもらえることを毎夜毎夜祈っていました。まあ両親がこの子に情をかけてもかけなくても娘は結局宿儺に恋をしますし、両親のことなど旦那様と出会うとスッパリ忘れるので、この子に情をかけてもあまり意味が有りません。


・悠仁から見たAともしも


あ、コイツ死にそう。初対面にそう思われる程に無気力だったAを育てたのは間違いなくこの人。可哀想に思いご飯をあげたのがきっかけで長い間面倒を見ることになりました。Aに恋はしません。しかし、もしAに前世が無ければAの隣に立っていたのはこの人。そんなことはあり得ないのですが。IFです。恋はしないけれど、二人に間には親愛という愛が存在します。悠仁はきっと可哀想なAの手を離すことはありません。そのままズブズブと深みにはまって二人で抜け出せなくなるのでしょう。それでもきっと、幸せではあります。

この小説の続きへ→←甘い甘い、二人の空間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す