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四十八話 ページ5

ダダダダダッッ



気配はまだ見失ってはいないが、これちょっと追いかけるのきついな。
むこう気配を消すのが上手い。


木の枝をジャンプして移動の方が早いか?


ダンッ


そう思い、木の上へと乗った。
これで間に合うか?

_____________
________
___
ふぅ...見失わずに済んだ。
さて、追いつけたのはいいがどうしたものか。
昔の感覚のせいか無意識に祓おうとしてしまった。
別に高専に在籍しているとはいえ私が祓う道理もない。


「かすで姉の王のい呪がたなあ」

『...いかにも』


話し方気持ち悪っ。
脳に直接とか害悪だし、実際の声は何言ってるかわからん。


「すまねかし解理かのるていつに側らちそが方貴ぜな」

『別に呪霊に理解されようと思いやっていないしな』


話すの大好きだな。
他の呪霊と違って喋れますよアピールか?


「...かすまい祓でここをちた私」

『いや、いまそれについては悩んでる。お前を追いかけてしまったのは昔の癖だ。今の私にお前たちを祓う理由はない』

「...」


とはいえここでずっと話している訳にもいかんし。
なんかテキトーに言って帰るか。


『そうだな、お前たちはなぜ人を襲う?』

「...人間と自然はもうこれ以上共存出来ないからです。海も陸も空も泣いているからです」

『人がいなくとも生命はいつか終わる』

「すで間人はのるいてしさ進促をれそしかし」

『まぁ、一理あるが...』


面倒臭い奴だなぁ....どうせ人なんてあと数百年もしたら死んでそうだよなぁ。
そしたら私ひとりぼっちか。寂しいねぇ。


『まぁ、いいか。お前たちの目的は両面宿儺の復活だろ?それなら私にも都合がいいし、見逃してやる。せいぜい足掻け、呪霊共』

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雪華(プロフ) - 愛実さん» 愛実様 お久しぶりです。まさかまだこの作品を待ち望んで下さる方がいらっしゃるとは...。本当に有難い限りです。本日ようやく完結いたしました!宿儺の姉シリーズはこれからも続きますが、気長に完結をお待ち頂けると幸いです。コメントありがとうございました。 (8月16日 16時) (レス) id: 7ea62759ab (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - めっっちゃ続き待ってました更新ありがとうございます…!!!作者様のペースで、更新頑張ってください!続き楽しみに待ってます😊 (8月12日 0時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
YUKIKA(プロフ) - 続き待ってます (2022年12月15日 12時) (レス) @page24 id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - お久しぶりです…。作者様が更新できるときまで待ってます。また更新を再開してくださる日を楽しみにしてます…! (2022年2月23日 19時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 棘推しさん» わー!!ほんとだ!1箇所除いて全部間違えてた😂教えていただありがとうございます!!ただいま修正させて頂きました!応援ありがとうございます! (2022年1月21日 22時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪華 | 作成日時:2021年7月22日 15時

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