六十九話 ページ26
『で、なぜ私だけ違う任務なんだ』
「そりゃAは特級と言っても過言じゃないからね。一年生だけでどうにかなる任務に付いて貰ってちゃ勿体ないじゃない？」
『なるべく愚弟の近くに居たいんだがな。そもそも元々そういう’’約束,,のはずだろうが』
「まぁまぁ！今回だけだからさっよろしく頼むよ。それじゃあとは補助監督さんが連れてってくれるから！頑張ってね〜」
『クソ五条！覚えておけッ！！』
悪口を言われ慣れているのか気にしない様子でスタスタと五条は過ぎ去って行った。
畜生めが。だいたい呪霊退治なんてここ千年はやってないぞ。面倒ったらありゃしない。そもそも私は宿儺と一緒にいる代わりにー年を守ってやる約束だっただろうが！！
『クソ....』
「すみません、そろそろお乗りに...」
『あぁ、わかった』
補助監督に急かされ私は車の助手席に座った。
「今回は’’窓,,が廃病院にて呪霊を一体確認したのですがおそらく一級もしくは特級相当の物だと判断したため、前回の一年生の件を踏まえ、一年生は別件を任せAさんにこの件をお任せすることになりました」
『廃病院...ってことは人は誰もいないのよね？』
「それが、昨夜肝試しに入った大学生グループ四名が帰ってこないとのことで...」
『そんな馬鹿見殺しにしてもいいよね？』
「生きてたらちゃんと助けてあげてくださいっ！！」
『はぁぁぁぁ......』
補助監督が運転しながら今回の呪霊退治について詳細を説明していく。私は雲行きの怪しくなってきた空を見ながらその説明を聞いていく。
廃病院ねぇ...また呪いの溜まりやすい場所だなぁ。
しかも四名の馬鹿逃げ遅れ。病院ともなるとどこにいるかわからないし探し出すのが面倒だ。
『はぁ...宿儺に会いたい....』
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「それでは帳を下ろします。お気をつけて」
『ハッ！お前名は？』
宿儺の姉とわかっていながら、お気をつけてだなんてこいつ生粋の阿呆か何かか？
「え？私？え、えーと
『....かえで？...楓、、、
ふっあっはっはっはっはっ！！！そうか！お前、今世は五条家ではないのか！良かったなぁ！だが、覚えておけ楓』
「え？あはい」
『今世まで私のことを案じずとも良い。私はー回だけで十分だ。では帳を頼むぞ。行ってくる』
「あっはい？あ、ちゃんと大学生達のこと助けてくださいねー！！」
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雪華(プロフ) - 愛実さん» 愛実様 お久しぶりです。まさかまだこの作品を待ち望んで下さる方がいらっしゃるとは...。本当に有難い限りです。本日ようやく完結いたしました！宿儺の姉シリーズはこれからも続きますが、気長に完結をお待ち頂けると幸いです。コメントありがとうございました。 (8月16日 16時) (
レス) id: 7ea62759ab (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - めっっちゃ続き待ってました更新ありがとうございます…！！！作者様のペースで、更新頑張ってください！続き楽しみに待ってます😊 (8月12日 0時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
YUKIKA(プロフ) - 続き待ってます (2022年12月15日 12時) (レス) @page24 id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - お久しぶりです…。作者様が更新できるときまで待ってます。また更新を再開してくださる日を楽しみにしてます…！ (2022年2月23日 19時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 棘推しさん» わー！！ほんとだ！1箇所除いて全部間違えてた😂教えていただありがとうございます！！ただいま修正させて頂きました！応援ありがとうございます！ (2022年1月21日 22時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪華 | 作成日時：2021年7月22日 15時
