六十七話 ページ24
『ははっ流石に強いな。腐っても特級、そこらの者では歯が立たんか』
「それは貴方もでしょう。今の貴方は無力だ」
『無力?全く酷い言い様だな。私がこんな状態でなければ手も足も出ないくせに。調子に乗り過ぎれば後々後悔するぞ』
問答して時間を稼いではいるが、それもそろそろ限界だろう。さてどうしたもんかと悩んでいると、後ろから狗巻先輩が出てきた。
「高菜」
「狗巻先輩!!それ以上は...!!」
「ぶっっとべ」
もう限界だったはずなのに、呪言を使い呪霊を吹っ飛ばした。そして同時に先輩の方も吐血しながら倒れ込んでしまった。
しかしそれと同時に後ろから禪院先輩が現れ呪霊に向け刀が振り下ろされた。けれどもあの硬い体に刃が通ることもなく、折れてしまった。
呪霊が禪院先輩に意識が向いてる間に伏黒君が後ろから畳み掛ける。簡単に樹の部分が切れるのをみるに私の考えは間違ってはいないだろう。さて、呪力を飛ばすしかできぬ私に今何ができるだろうか。下手をすれば2人に当たる可能性がある。
戦況が変わるまではあの2人に任せた方がいいな。2人の方が戦いやすいだろう。...これは様子見だな。
いやそれとも、2人とも退場させてしまおうか...ふふっ
そよ風とともに、私の耳飾りがリンと鳴った。
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雪華(プロフ) - 愛実さん» 愛実様 お久しぶりです。まさかまだこの作品を待ち望んで下さる方がいらっしゃるとは...。本当に有難い限りです。本日ようやく完結いたしました!宿儺の姉シリーズはこれからも続きますが、気長に完結をお待ち頂けると幸いです。コメントありがとうございました。 (8月16日 16時) (レス) id: 7ea62759ab (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - めっっちゃ続き待ってました更新ありがとうございます…!!!作者様のペースで、更新頑張ってください!続き楽しみに待ってます😊 (8月12日 0時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
YUKIKA(プロフ) - 続き待ってます (2022年12月15日 12時) (レス) @page24 id: 342256db66 (このIDを非表示/違反報告)
愛実 - お久しぶりです…。作者様が更新できるときまで待ってます。また更新を再開してくださる日を楽しみにしてます…! (2022年2月23日 19時) (レス) id: e769ed5532 (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 棘推しさん» わー!!ほんとだ!1箇所除いて全部間違えてた😂教えていただありがとうございます!!ただいま修正させて頂きました!応援ありがとうございます! (2022年1月21日 22時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪華 | 作成日時:2021年7月22日 15時