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友達第一号宣言 ページ5

「…友達とか、いないの?」

『だからお前には関係な、』


声を少し荒げたそいつの手を握手するように掴む。俺はなぜかこいつを繋ぎ止めなきゃと焦燥感に駆られていた。


「じゃあ俺が友達第一号!」

『はぁ?!』

「この町はさ、ちっさいけどいい所たくさんあるんだよ。海も見えるし、山だって綺麗だし。ここら辺だったら名物ばあちゃんのいる駄菓子屋かな。俺の友達もいい奴らばっかだからさ、」

『ちょ、ちょっと待って!』


一気に捲し上げた俺の手を振り払い、立ち上がる。
その手は拳となって震えていた。


『…なにいきなり、金目当て?渡すほど持ってねえよ。』


まるで人間に捨てられた野良猫のように、警戒心を丸出しにして威嚇するそいつ。
だけど、その瞳は不安と困惑でゆらゆらと揺れていた。


「違う!俺がお前の友達になりたいだけなんだ、それだけ。ね、いいでしょ…?」

『…どうしてそんなに必死なわけ。』


それは…お前が消えそうだから
って理由はさすがにキモすぎかな…。

まともな理由が見つからなくて焦っていると、そいつは大きなため息をついた。


『…いのちゃん。』

「へ?」

『いのちゃん!昔はよくそう呼ばれてたの。』


顔を真っ赤にして呟いたその言葉が嬉しくて、大ちゃんって呼んで!と、勢いよく抱きついた。

輝きとコール音→←目を合わせて話を



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とりてん(プロフ) - (名前)さん» 間違えてパスをつけてしまったので外しました!すいません。 (2018年4月10日 23時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 2のパスワード教えてください。 (2018年4月10日 23時) (レス) id: 1240e3c3c3 (このIDを非表示/違反報告)
とりてん(プロフ) - natsuki0808さん» まさか泣いていただけるとは思ってもおらず…達成感でいっぱいです。ありがとうございました! (2018年4月10日 22時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)
とりてん(プロフ) - ゆうみさん» そう言っていただけると書く方も楽しくできます!最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年4月10日 22時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)
とりてん(プロフ) - 遥華さん» 更新を楽しみに待ってくださりありがとうございました!その言葉がとても嬉しいです。次の作品も楽しみにしてもらえれば幸いです。 (2018年4月10日 22時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とりてん | 作成日時:2018年3月20日 0時

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