それは親切心から出た行為 ページ13
「もしもし。」
『あっいのちゃん?!よかったぁ出てくれて…この前の電話は気にしなくていいよ。あいつもあいつでいのちゃんのこと心配してるんだ。』
「えーと、あの、」
電話を出たのがいのちゃんだと勘違いして話し出した男の人。
返事に困っていると、大丈夫?と声がする。
「すいません。俺、いのちゃんの友達の有岡って言うんですけど…。」
『いのちゃんの、友達?』
怪訝そうな声にどきりとする。
そーだよ、友達ですよ、歴とした彼の友達ですよ!
「今、いのちゃんここにいなくて。ご用件は?」
『用件ってか…有岡さん、そこってどこですか?』
「どこってコインランドリー…です。」
意味不明な質問に困惑すると、そうじゃなくて地名とか、と声がする。
これ答えていいのかな?
だけどこの人いのちゃんの知り合いっぽいし…
「えっ…と、◯◯ですけど。」
『なるほどね、ありがとうございます。』
「あ、あの!いのちゃんとどう言う関係なんですか?」
『あー、仕事仲間って感じかな。
あの、俺がわざわざ言うことじゃないんですけど、何があってもいのちゃんの友達で…いてあげてください。』
そう言って切られてしまった電話。
仕事仲間って?
何があってもってどういうこと?
着信履歴に表示されている 八乙女光 の名前。
勝手に電話に出たこと、ここの場所を喋ったのがなぜか気まずくて、履歴を消してしまった。
「ごめん、いのちゃん…」
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とりてん(プロフ) - (名前)さん» 間違えてパスをつけてしまったので外しました!すいません。 (2018年4月10日 23時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 2のパスワード教えてください。 (2018年4月10日 23時) (レス) id: 1240e3c3c3 (このIDを非表示/違反報告)
とりてん(プロフ) - natsuki0808さん» まさか泣いていただけるとは思ってもおらず…達成感でいっぱいです。ありがとうございました! (2018年4月10日 22時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)
とりてん(プロフ) - ゆうみさん» そう言っていただけると書く方も楽しくできます!最後まで読んでくださりありがとうございました! (2018年4月10日 22時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)
とりてん(プロフ) - 遥華さん» 更新を楽しみに待ってくださりありがとうございました!その言葉がとても嬉しいです。次の作品も楽しみにしてもらえれば幸いです。 (2018年4月10日 22時) (レス) id: 3eeda2cba1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とりてん | 作成日時:2018年3月20日 0時