第74話 ページ28
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文化祭も終わり、今は帰る途中。
外では真っ白な雪がちらほらと降っていた。
…こうやって、忍と一緒にいるのも当たり前になってきたなあ…。
まあ、私の想いは伝えられず関係は何も変わっていないんだけど。
伝えるつもりもなければ、この関係を崩す勇気もないのだけれど。
『…今日はありがとうね。忍の言葉のおかげで頑張れた。無事大成功に終わってよかった』
忍の言葉がなければもしかしたら、頑張れなかったかもしれない。
チラっと忍の顔を見てみればほんの少しだけ頬が赤くなっているようにみえた。
それから、どことなくそわそわしているようにもみえた。
忍「おい、A。手だせ」
相変わらずの命令口調。
それも慣れたけど。
素直に忍の前に手をだすと、手のひらに小さな箱が二つ置かれた。
『え…、何…？これ…』
忍「やる。クリスマスプレゼントだ」
え……忍が、私に…？
忍「別に…ちょっとした気まぐれっつうか………き、気に入らなかったら捨てていい…ただ俺がお前に気まぐれで何かやりたかっただけだから…」
顔を真っ赤にし、めちゃくちゃな言葉を吐く忍。
たぶん私の顔も真っ赤だと思う…。
『…ま、待ってね、私も忍にプレゼントあるから！』
今にも走りだしてしまいそうな忍を思わず服の袖を掴んでとめた。
忍「っ…！」
そのAの行動一つにも顔を赤くさせている忍なんて知らずに。
『はい、これ！』
忍「…あけていいか…？」
もちろん、そういって忍が開けるのを待つ。
『忍ってお金持ちでしょ…？だからなにあげていいかすごく迷ったんだ』
忍にあげたのは、灰色のストールと手作りシュークリーム。
忍「…すっげぇ、嬉しい……」
『…っ…！！』
見たことないような顔で微笑む忍。
神様、心臓が破裂しそうです。
替えをよろしくお願いします。ﾅﾑﾅﾑ
『わ、私も開けていい…？』
忍「あぁ…」
…箱の中身は…
『…！…すっごく可愛い……』
忍がくれたのは、一つは花のピン留め
もう一つは、淡いピンクの蝶々のブレスレットだった。
さっそく、いつもしてるピンと替えて忍からもらったピン留めに変える。
『…忍、ありがとう…これ、すっごく可愛いね…！！』
忍「っ…！！………あぁ、よく似合ってる……」
そういって綺麗な笑顔をみせるAに
顔を赤くし、それでも嬉しそうに笑う忍。
……不意打ち勘弁。
それはお互いに思っていることであった。
関係に進展はないけれど、
幸せそうなAと忍であった。
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☆有岡 潮音☆(プロフ) - 紫苑歌さん» こっちこそさ〜(*´∇｀*)蒼がちひろを好きになる展開はちょっと寂しいさ〜(;_;)蒼大好きさ〜(*´д｀*) (2016年8月15日 23時) (携帯から) (
レス) id: d78d76dec2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠乃(プロフ) - あっ…あれ？？？？ちょっと死んでくる(追い抜いてやらァ予告しとく)更新！！お疲れ様っす！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 86e2518c33 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑歌(プロフ) - ☆有岡 潮音☆さん» ありがとうございます！！！わあああ蒼くん好きだといってくれて凄く嬉しいです、、！！みなさんの蒼くんに対する反応がすごく気になっていたのでそれを聞けてとても安心しました、、ありがとうございます！ (2016年8月14日 22時) (レス) id: 06fa4280fc (このIDを非表示/違反報告)
☆有岡 潮音☆(プロフ) - 好きです！鈴木君!!大好きさー！オリキャラの蒼も好きさ〜(*´∇｀*)更新ファイトさっ!! (2016年8月14日 21時) (携帯から) (レス) id: d78d76dec2 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑歌(プロフ) - 瑠乃さん» わろたwwww (2016年8月13日 8時) (レス) id: 06fa4280fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬成 | 作成日時：2016年7月26日 0時
