第60話 ページ14
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ふーっ
裏方の仕事でも大変なんだなあ…。
どのタイミングで照明をつけるか、
どのタイミングで照明を消すか
少しでも間違えればそれだけ周りに支障をきたす。
まあ、舞台に立つよりも簡単なことなんだけれどね。
よしっと、
片付けがおわり、教室に鞄をとりに行くことにした。
教室にきてみれば、一人誰かが残っていた。
『お疲れさまーって、忍！』
「A…！？な、なにやってんだこんなとこで…」
『え、なにやってんだって、もう帰るから鞄をとりにきただけだけど……』
おかしなことを聞くなあと思い、首を傾げる。
と、何故か顔を赤くする忍。
「そ、そうか」
『忍はなにしてたの？』
そういうと、焦りだす。
「べ、べつに」
そういいながら後ろに何かを隠した。
『隠さなくてもいいじゃん』
私はそういって忍が隠したものをとった。
それは、文化祭でやる劇の台本だった。
「べ、別に俺は、ただ輝をどうやっていたぶってやろうかなとな！輝をどの場面でボコボコにしてやろうかなって考えていただけだからな！？別に、足を引っ張りたくねえから一人練習してたとか、そんなんじゃねえからな！！勘違いすんなよ！！」
全力でそうまくしたてる忍を見て、思わず笑みがこぼれた。
私は忍が座っていた前の席の椅子に座った。
『ふふっ、わかったよ。輝をどうやっていたぶるか考えていた、でしょ？そういうことにしといてあげるよ』
「…っ、お前はそうやっていつも笑っていればいいんだよ…」
『っ…』
そういって、私の頭を撫でる忍の手は暖かかった。
「自分の気持ちを隠すな」
そんなこといわないでよ。
あんたに対しての気持ちも、隠さなくていいのって思ってしまうから。
「…演じたいなら、演じればいい。お前のしたいようにすればいいじゃねえか」
……なんで私の思ってたことがわかるの。
「誰もお前から離れていったりしねえから」
…なんで、私が欲しいとする言葉をいってくれるの。
なんで、わかるの。
思わず、溢れそうになった涙を下唇を噛み堪らえる。
『…ありがとう』
いつも、一番最初に気づいてくれて。
そんなあなただから、どんどん好きになってしまう。
『お礼に劇の練習手伝ってあげる』
それから私たちは警備員さんがくるまで二人で練習した。
その時間はすごく楽しい時間だった。
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☆有岡 潮音☆(プロフ) - 紫苑歌さん» こっちこそさ〜(*´∇｀*)蒼がちひろを好きになる展開はちょっと寂しいさ〜(;_;)蒼大好きさ〜(*´д｀*) (2016年8月15日 23時) (携帯から) (
レス) id: d78d76dec2 (このIDを非表示/違反報告)
瑠乃(プロフ) - あっ…あれ？？？？ちょっと死んでくる(追い抜いてやらァ予告しとく)更新！！お疲れ様っす！ (2016年8月14日 23時) (レス) id: 86e2518c33 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑歌(プロフ) - ☆有岡 潮音☆さん» ありがとうございます！！！わあああ蒼くん好きだといってくれて凄く嬉しいです、、！！みなさんの蒼くんに対する反応がすごく気になっていたのでそれを聞けてとても安心しました、、ありがとうございます！ (2016年8月14日 22時) (レス) id: 06fa4280fc (このIDを非表示/違反報告)
☆有岡 潮音☆(プロフ) - 好きです！鈴木君!!大好きさー！オリキャラの蒼も好きさ〜(*´∇｀*)更新ファイトさっ!! (2016年8月14日 21時) (携帯から) (レス) id: d78d76dec2 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑歌(プロフ) - 瑠乃さん» わろたwwww (2016年8月13日 8時) (レス) id: 06fa4280fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬成 | 作成日時：2016年7月26日 0時
