ただの高校生です (ページ18)

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家の前ページ18

あれから何日か経って春高予選が終わって明日から東京で試合をするそうで

私は今自主練に付き合ってる

治「今のトス低かったで！」

侑「わかった！もう一本お願い！」

『わかった』

練習内容はスパイク練

参加してる人はほぼ全員

『いきまーす』

ボールを投げて

侑がボールをセットして

もう一回治が打つ

赤木さんは体の向きからストレートを予想していたが、治はクロスに打つ

赤「なっ、！今絶対ストレート来るって思ったのに！」

赤「途中でコース変えよったな！？」

治「せやねん！今日は何かよう見えるねん！！」

侑「おっしゃ！次角名や！」

角「はいはい」

こうして練習が続いていく

________

『そろそろ終わりだよー』

侑「あと一本だけ！」

『さっきもそれ聞いた』

銀「せやで、明日春高やねんからここで疲れたら意味ないやん」

侑「うっ、わかった」

『片付けとくから着替えてき』

「「「ありがとうございまーす！」」」

________

侑「わるい！遅くなった！」

『いいよ』

『他の皆んなは？』

侑「飯食ってから帰るって」

『そっか』

『遂に春高だねー』

侑「おう！明日は初戦やから通過点にすぎひん！」

『ここで優勝とかしてくれたら練習中あのギャラリーに居た甲斐があったーとか思えるんかなw』

『優勝せんでも、いい試合やってくれればなー』

侑「めっちゃプレッシャーかけるやん」

『いんだよ』

家が近くなる

『ホントに！応援してる！テレビ越しに！』

侑「応援は来てくれへんのかいなw」

『お金無いし』

侑「そうかw」

侑「東京って兵庫より寒いんかな」

『東の方だし結構寒いんじゃ無い？』

.

.

なんだこの間は

家の前に来てバイバイって言おうとした瞬間

唇に柔らかい感触

チュッとリップ音が鳴る

『へ、』

侑はマフラーを巻いても寒いのか鼻と耳が赤くなっている

侑「姫乃、俺だけを見といてくれ」

侑「じゃあな、」

そう言って侑は帰って行った

今の私は絶対侑より赤くなっている事を確信している

『ずるいよ、』

かっこよすぎてズルいよ

、