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タイミング ページ13
花火が終わったあと、クラスメイトたちとは流れ解散ということになった。
Aに送るよと言うとまた断られたが、夜が遅いということもあり無理矢理送り届けることにした。
Aは一言も話さなかった。
次の日学校へ行くと、Aはいつものように「吉澤くん、おはよう」と声をかけてきた。昨夜のことはまるでなかったかのように。デジャブだなぁと苦笑いを噛み締めて、おはようと返す。
教室で、森田と、その森田とキスをしていた彼女の2人の話をする者は誰もいなかった。
きっと、二人にとってあのキスは、あの瞬間だけの過ちだったのだと察する。心の中で森田を軽蔑した。
「悪いがクラス委員は今日も頼みたい仕事があるから、帰りは残るように」
その日の帰りのHRで、タイミング悪く先生がそう告げた。
あぁ、どうしてこんな時に。
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ふうこ(プロフ) - しーくんんんんん (2017年2月24日 9時) (レス) id: c7d5b947cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オレンジ | 作成日時:2016年8月11日 22時