自覚 ページ48
『でもAさんは、しきかんさんが本当は好きなんですよね？』
リュカにそう言われ、私は頭がショートする。まるでエコーが入ったかのように、私の中で響いていた。そして頭の中で復旧工事が終わり、顔が猛烈に熱くなった。
「ち、違っ！！ いや、ある意味違くはないけど！！ で、でも異性としてじゃなくて……ぜんっぜんそういう訳じゃない！！ うん、絶対そう！！」
「……なら、あの時は何故抵抗しなかったんだ？」
「Aさん、あの時っていつですか？！ 何かされたんですか？！」
そうリュカは聞いてくるけど、私はあの夜の事を思い出して、顔がデッドヒートしていた。
すると、直接頭の中にしきかんどのの声が聞こえてくる。
《……理由は言わなくてもいい。だがその代わりに、僕を選ぶのなら今日決めてくれ。……正直、もう限界だ》
そうテレパシーで伝えてくるしきかんどのの声は、苦しそうな声だった。
《もし、僕を選ぶのなら一度でもいい、手を握ってくれ。できれば、強く……離れないように》
本当なら私の手を待つんじゃなくて、掴んで引っ張って……離れてしまわないように繋いでいたい気持ちなんだろう。
そして私は夜にしきかんどのが言っていたことを思い出した。
余裕そうに見えて、本当はものすごく不安な思いをしている事。クラウスやリュカに、取られたくない事。
それらを思うと、何故か胸が熱くてドキドキしていた。
とうとう……私はここまで来て、ようやく思い知らされた。
……あぁ、そっか。しきかんどのの事、好きなんだ。
今頃になってリュカの言葉が、ストンと腑に落ちていく。
だから何故か落ち着いてきて、別のドキドキが襲ってきた。それは２人を振って悲しませる事への恐怖とか、恐怖とか。
「……それは、秘密」
「せめて、何をされたのかを説明してくれませんか……？」
「ごめんリュカくん、事情を知らないとはいえ……私からすると相当なセクハラ発言」
そう言うと、すぐに察したのかリュカの目からハイライトが消える。
「………そう、なんですか」
するとリュカは持っていたぼうっきれを握り直し、ぼうっきれが折れないようにする為か……物理のシールドとカウンターのシールドを２つとも２回ずつぼうっきれに重ねがけした。
しかもシールドの形を変化させて、こん棒のようにトゲ状になってる。
言わない方が、よかったなこれ。
「ＰＫＬＯＶＥを使わなければいいんだな？」
「あー……うん」
私は止めるのを諦めた。
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リスタ - 誕生日ですか！おめでとうございます！オリビア「おめでとう♪」ドーリア「おめでとう。素敵な日々になれると良いな。」リスタ「おめでとうさん♪ゆっくりもお祝いするぞ♪」オリビア「リュカ達は女の子にアピールされたら、どうするのかな？」カルリ「おめでとう。」 (2021年6月22日 0時) (
レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
水性さん(プロフ) - 今日はあほの誕生日、明日はエッなやつが出せるように頑張ろう。 (2021年6月21日 22時) (レス) id: fcb6599f46 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - リスタ「しきかんどのよ…。リュカの事…どう思っているんだ？」オリビア「兄弟揃って恋してるのね…♪」リノア「リュカも夢主と結婚したい気持ちは分かるけど、しきかんどのも結婚したいのね。」リスタ「更新は頑張ってよ♪無理はしないようにね。」 (2021年6月17日 15時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - 今度はリュカとのデートですか…。ナツルを助ける為に来たんですね。カルリ「リュカとのデートがちょっとシリアスらしいわ。」ドーリア「しきかんどのは、どんだけ夢主ちゃんを守りたいんだ？他の男から守る為か？」 (2021年5月22日 0時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
水性さん(プロフ) - リスタさん» きっと夫婦でイチャイチャしていることでしょう。これからはもっとギリギリを攻めていきたい。それで男の子はアルバス、女の子はルミリア……とかかな。名前はMOTHERワールドに合わせてる。更新頑張るます。 (2021年5月1日 0時) (レス) id: fcb6599f46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水性さん | 作成日時：2020年9月16日 13時
