灯火の星 外伝 夢小説

可愛いお花さんです ページ33

「パクちゃん可愛い！」

そういうと照れているのか、わっさわっさと手みたいに動く葉を動かして顔(？)を隠そうとする。けれど頭の方が大きいから隠れきれず、土管の中に潜る。

『なぁ、相棒。さっきからあの嬢ちゃん、変な花と戯れてねぇか？』

「あ、あはは……変わってる子だけど、悪い子ではないから多分大丈夫だよ。………たぶん」

『マジかよ、自信ねぇのか』

「やっぱりそういうのが好きなんだな……」

『Aって、あの赤いバケモノにも愛称で呼んでるし、結構生き物の趣味がそういう系統なのかもな』

なんだか青い髪でイケメンなカミュ氏に変な目で見られて、猫とレンレンにヒソヒソされているような気がするけど、このお花が……口の付いたお花が可愛いんです。残念だったね、超能力者じゃない皆はこのお花さんの言っていることが分からないのだから！

「一応言っておきますけど！ 私は超能力者ですので！！ 生き物の気持ちとか皆の考えてる事とか、全部分かっちゃうんですからね！ 皆は知らないだろうけど、パクちゃんはちょっとお茶目な子なんですよ！」

「お、お茶目？」

「……今、その見た目で？ とか思いましたね、でもパクちゃんをよく見ていればきっと分かると思います！！」

赤い配管工のおじさんに向けて炎を吹いてイタズラしちゃったり、色々な亜種がいて、個性豊か。スマブラでは色んな事ができて、ついついマリ――――。赤い配管工のおじさんを驚かせたり、相手をして欲しいから噛み付こうとしたり。愛嬌とユーモアたっぷりなアピールで、周りをメロメロにさせるお花さんなんだよ？

お茶目と言わずして、なんて言えばいいの。

「あと実は随分前から私と一緒に行きたくて、ついていっちゃったけど仲間になるタイミングとか分からないし、この見た目だから怖がらせたらどうしようとか色々と考えながら今まで見守ってた子なんですよ、可愛いじゃないですか！！」

するとパクちゃんもとい、パックンフラワーはきゃーーっ！！ って恥ずかしそうにする。みた？ 今の見た？！ 女の子みたいな感じで恥ずかしそうにしてるよ！？ オスメス無いけど。

その後私はいかにパクちゃんが可愛いかを熱弁しようとしたけど、しきかんどのに止められた。

『休憩時間を無駄にするな』

「はい……」

それはもう酷く呆れた、というよりもなんだか怒っている様子で注意されてしまった。最近、しきかんどのはなんだか機嫌が悪い。感情ができてきたからいい傾向、の筈だけど何で？？

《リクエスト》　リーダーは辛いよ　前半→←仲間にしてほしそうです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す