雪男の筋肉くん

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阿部side



ふっかが照を探しに行ってからはや10分、10分も戻ってこないことある？

楽屋の空気はどんどん悪くなっていく。


💙「おい照どこいったんだよぉ〜」


🖤「ふっかさんもどこまで探しに行ったんですかね」


🤍「もう別の人から撮ろうよ」


❤️「さっきスタッフさん達に言ったらセットの事情で照からしか撮れないって言われた」


💚「……まじか」


💗「どうした岩本〜〜〜！」


💙「佐久間、空気読めよ」


💗「……ごめん」


🧡「さっくんこの空気変えようとしてくれたのにその言い方は酷いんやない？」


💗「康二〜いいって」



そんなことを話していると廊下からドタドタと走る音が聞こえてきた。

その音はどんどん近づいてきて、


ガチャ！


と勢いよくドアが開いた。


そしてその先に立っていたのは焦ったような表情の北斗と慎太郎だった。



💙「えっ？何？」


💎💚「お兄やんが、岩もっちゃんが運ばれた。」


☃️「えっ！？」


❤️「どういうこと？」


💎🖤「岩本くんからジェシーに電話があって、その時にはもう過呼吸起こしちゃっててなんて言ってるのかよく聞き取れなかったんですけど、どこにいるのか聞いたら力のない声で自販機って教えてくれたので行ってみたら倒れてて……」


💚「いや待って、全然内容が理解できないんだけど…」


💎🖤「声掛けても反応がないのですぐに救急車呼んで、今運ばれたところです。ジェシーが一緒に救急車乗ってくれて、樹と深澤くんが俺らのマネージャーの車で病院向かってます。」


🧡「照兄が？なんで？」


🤍「体調悪かったのに我慢してたってこと？」


🖤「でも確かに最近本調子じゃなさそうな感じはありましたよね。」


💗「えっと俺らはどうすればいい？病院行く？」


❤️「撮影はどうなるの？」


💎🖤「延期だそうです。」


💙｢お見舞い行きたいところではあるけど行くにしても全員で行くのは邪魔だよね…正直俺ら最近雰囲気悪かったし｣


💚｢……俺、照に謝りに行きたい。｣


🤍｢え？｣


💚｢俺、照が無理してるの知らなくて、イライラして怒っちゃったの。でもその後、照すごく寂しそうな顔してて、申し訳なかったなって…｣


🖤｢じゃあ今回は阿部ちゃんに行ってもらいましょう。もちろんあとから俺らも行きます。｣


💎💚｢じゃあ阿部ちゃん、行こ｣


💚｢うん。｣

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