まるで君は誰も死なせたくないみたいで、 akn △ ページ14
※某小説ぱよ
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「ねえ、三枝くん。レコードって聞いたことある？」
くるくると手に持った黒い円盤を取り出した彼女が話しかけてきた。
「レコードなら……持ってないけど昔、友人の家で見たことはあるかもしれんわ」
レコードをプレーヤーで流す時の動作とか、そのあとの動きというのは何とも言えない感動がある事を思い出した。
しかし、大概こういう切り出し方をする時の彼女の話はこの話題を入れても意味が無いことを知っていたので言わなかった。
「本当？なら良かった、話が早いね」
まるで心の内を読んだかのように、いや、彼女が実際に読むことが出来るのは
とにかく音として出していない部分まで読み取ったみたいに彼女は語る。
「レコードを流す時はレコードの溝に針を当てて、レコードを回して溝を使って針を震わせる。そうすることによって音が流れる仕組みなんだよね」
「それはそう、だね」
「だから例えばレコード自体がおかしくなってきたって時はどうする？」
「普通ならゴミが隙間に入ったことを疑うはず……」
そうだよね、と楽しそうに言うので正解らしい。
そしてここで俺は、彼女の発言が今回は動き続けるレコードとプレーヤーを1人の人間の人生と仮定しているわけなのか、と一人納得する。
つまり今回の彼女はレコードの違和感を、1人だけ察知することが出来る。
この例を使うよりかは、こないだのカセットテープの方がまだ分かりやすかった気がするけど言わなければ怒られない。
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翠霞(プロフ) - のんさん» ありがとうございます……！リクエストのほうも承りました。消化するのに時間がかかってしまいますが、気長にお待ちいただけると幸いです……！ (2022年4月1日 8時) (
レス) id: 88ea8129dd (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - こんにちは、msrざんを推させて頂いているものです、、！作者様の文章の書き方がすごく大好きです！リクエストなのですが、宜しければメンヘラなmsrさんがヘラってしまう的なお話が見てみたいです・・・！これからも更新頑張って下さい！長文失礼しました。 (2022年3月31日 20時) (レス) @page1 id: 4ff02946c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠霞 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sui_Ka_zr
作成日時：2021年8月27日 22時
