とある遊女の日記【鬼滅の刃】

最終頁 ページ17

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今日は、人生で一番嬉しい日




あの義勇さんに、身請けされた






今までとは比べ物にならない高級着物と




簪と





化粧をされたと思えば






ずっと会いたかった義勇さんが外で






外で、私を待っていた








私を見つけると彼は







''似合ってる''




と、照れながら褒めてくれた







''遅くなってすまない''





''どうしてもAを此処から







出したかったんだ''







源氏名ではなく私の本名で名前を呼んだ









その言葉を聞いたら凄く涙が溢れ出てきて





それを見た同僚たちは驚いていた







私がこれだけ



感情を表に出すなんて









義勇さんは私を抱きしめながら




''愛してる''





と、言ってくれた








十五で清純を失った私を




愛してくれると









ありがとう




私の為に頑張ってくれたんだ









頑張れなくて






どうしようもなく辛い時も



生きることを、諦めなくてよかった







心からそう思えた






本当に、幸せ









きっと明日も明後日も明明後日も




その遥か先だって







私は頑張れる





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