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・続・ ページ27

___…

ドウンッ!


「おわぁ…」


排気口を四つん這いで進んでいたら、数(メートル)後ろが爆発した。
先刻からトラップの音は聞こえていたが、こんな大掛かりのは初めてで、威力も凄い。もう数分遅かったら私も巻き添えだったな…


『ダメ!!』


下から聞こえた声。この声…倉橋ちゃん?
…はぁ、一旦降りよう
どうやら、トランシーバーアプリで倉橋ちゃんが烏間先生をお説教中。にしても…


「君ら、ほんと呑気だねー。殺されかけてんだよ?それ理解してる?」

倉橋「それでも…ビッチ先生は私達の大事な先生だよ!!Aちゃんだって…」

「残念ながら、私はそうは思わない。彼女を殺せと言われれば殺せるし、何よりさっきそうしかけた」

全「…」

「今回、私の標的は「死神」だ。私は彼奴を追いかける。烏間先生、彼女をどうこうするか貴方に任せる。じゃ」


もう一度、天井裏に登ろうと勢いを付けるが…


倉橋「なら…Aちゃんはなんでさっきビッチ先生を殺さなかったの?!」

「殺す価値もなかったから」

倉橋「けど、結果的にAちゃんはビッチ先生を助けたじゃん!!」

「そうだとしても、私は彼女の事をそこまで大事に思ってない」

業「…俺はそうだと思えないなー。だって、Aちゃん、なんだかんだ言いながら優しいじゃん。俺らに」

「あっそ。話してると時間が無駄になる。私は行くから」

烏「…俺も行くぞ」

「付いて来るって?彼を倒すのは私がやる」

烏「だとしても、生徒達をこんな目に合わせてるんだ。これは政府として、やらなきゃならない」

「…わかった。烏間先生は、下から。私は上から彼奴を挟み撃ちね」

烏間先生「わかった」

倉橋「2人とも待って!!プロだとかどーでもいいよ!!15の私がなんだけど…ビッチ先生まだ20歳だよ!?」

矢田「うん、経験豊富な大人なのに私達よりちょいちょい子供っぽいよね」

倉橋「多分…安心のない環境で育ったからビッチ先生はさ、大人になる途中で…大人のカケラをいくつか拾い忘れたんだよ」

矢田「助けてあげて、烏間先生。Aちゃん。私達が間違えた時も許してくれるように、ビッチ先生の事も」

「…私の目的は彼を倒す事だからあんたらの命なんぞどうでもいい。けど、あんたらは死ぬのが嫌だと思ったから一応慈悲をかけて早めに片付けようと思ってたのに…死んでも知らないからね」

磯貝「大丈夫!「死神」は多分目的を果たさずに戻ってきます。だから、2人はそこにいて」


私と烏間先生は頷いて、その場に留まることにした

・続々・→←・「死神」・



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作者名:Maya☆ | 作成日時:2019年8月26日 21時

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